2009-02-06(Fri)

プライズに一体何が?

こんばんは。


今月は幕張メッセにてAOUショーが開催されます。
ビジネスデーは20日・金曜日、一般開放日は21日・土曜日です。
我々業界関係者が行くのはビジネスデーですが、ゲームの評判を見るために一般日に行く事もあります。

このAOUショーというのは、早い話がアーケードゲーム版東京ゲームショー(TGS)とも言うべきイベントで、他にも秋頃開催されるアミューズメントマシンショーという物もあります。

2D格闘ゲームや音ゲーの全盛期にはもっと規模が大きかったのですが、現在ではかなり縮小しているのが悲しいです。



さて、これらのショーでは、ビデオゲームだけでなく、クレーンゲームの様なプライズ関連の機器も展示されます。
イベント中はクレーンゲームが無料で遊べる他、UFOキャッチャーの全国大会が開催されたりもします。


クレーンゲームの景品などの事をプライズと読んだりするのですが、この商品の傾向を見ていると、今何が世間でヒットしているかが分かって面白いです。 例えば、

【いつの時代も人気がある商品】
・ディズニー関連
・ハローキティ関連
・戦隊ヒーロー関連
・週刊少年ジャンプ、コロコロコミック関連

【ここ数年人気がある商品】
・エヴァンゲリオン関連
・初音ミク関連
・リラックマ関連
・プリキュア関連

こんな感じです。
エヴァンゲリオンとか、ここ数年とか言うレベルではない長寿タイトルですが、未だにプライズとして人気が高いです。
また、懐かしの「ドリフ」「伝染るんです」などが突然プライズ化されたりもしていますね。

これらの人気作品のプライズ化にあたって、水面下では強烈な権利獲得合戦が繰り広げられているのでしょう。



さて、これらのプライズ(最近はフィギュアなどが多い)はほとんど中国で製造されているのはご存じの通り。
台座やパッケージの裏側などに「MAD IN CHINA」の文字が見えるはずです。

製造元の中国の工場は低賃金かつ劣悪な労働条件である事が多いのですが、そんな工場が、昨今の世界的な景気後退で大打撃を受けているとの事です。

クレーンゲームや店舗に並ぶフィギュアなどの玩具を見ているだけでは、それらの現状はなかなか見えてこない物です。


一般販売されるこれらの玩具のメーカーとしてA社・M社・K社などが有るのですが、これらの企業から発売される商品の発売日程を何となく追跡していたら、昨年末くらいから、ちょっと異変(?)が起きているような気がしました。

これらの商品は、当初発表された発売予定日から大体1~3ヶ月くらい伸びて発売に至る事が多いのですが、昨年末から一部の商品が逆に前倒しで発売されているのです。
早い物で1ヶ月、平均で数週間と言った感じです。

偶然か、いつもこんな感じだったのか、理由は不明です。
もしかしたら、製造元の中国における変化に起因する事なのでしょうか?



私が最近読んでいる本に「中国貧困絶望工場 ~「世界の工場」のからくり~」という本があります。

何故中国で製造すると安いのか?
世界はどれくらい中国に依存しているのか?
そして、そこで今起きている問題とは?

500ページくらいの非常にボリュームのある本で、内容も濃いですが、読む価値はあります。
その本で最も印象深かった文章は、

【中国の労働問題は、世界の労働問題である】

これには思わずうなずいてしまいました。

機会があったら是非読んでみてください。





comment form

管理者にだけメッセージを送る

comment

プロフィール

Sonic478

Author:Sonic478
 
職業デザイナー
業種ゲーム業界
性別
年齢若者?若者!
趣味1旅行、情報発信、車、カメラ、ゲーム
趣味2ネコと遊ぶ、ニュースを見たり読んだり


業界関係者の視点から、業界の魅力・問題点など、色々紹介しようと思います。

メインサイトはこちらです。

TegeYoka.com


残業と休日出勤。
欧米メーカーの飛躍とアジア系メーカーの追い上げ。
悩みの多い日々ではありますが、日本のゲーム業界の飛躍を目指して頑張ります。

メールやコメントなどを頂けると嬉しいです。 お気軽にどうぞ!

相互リンクなどもよろしくお願いします。

カテゴリー
月別アーカイブ
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

FC2ブログランキング
ランキングに登録しました。

FC2Blog Ranking

カウンター
メールフォーム
ご意見・ご感想はコメントかこちらのフォームからどうぞ。

名前:
メール:
件名:
本文: