2017-10-02(Mon)

念願の大キレット突破は最高の天気と共に!

こんばんは。

9/25~9/27の三日間で北アルプスに行ってきました。
実は9月上旬には裏銀座縦走、6月中旬には八ヶ岳縦走に行ってきたのですが、先に今回の山行の紹介です。

今回の最大の目的は、個人的に未経験である大キレットを含む北穂高岳~大喰岳間を縦走する事。
去年の10月に計画しながらも、当日の強風にて撤退した念願のルートであります。
今年から山行計画に際しての天気予報を色々工夫し、より確実性の高い計画を立てられるようにしました。

で、この期間に素晴らしい好天が期待できると確信したので、満を持して行ってきました。
相変わらず夜行バスでは一睡も出来ませんでしたが、大満足の山行となったので結果オーライです。


【今回のルート】
(移動日)
東京駅 ~ 上高地(夜行バス)

(1日目)
上高地 ~ 横尾 ~ 北穂高小屋

(2日目)
北穂高小屋 ~ 大キレット ~ 南岳 ~ 中岳 ~ 大喰岳 ~ 槍ヶ岳
槍ヶ岳 ~ ヒュッテ大槍

(3日目)
ヒュッテ大槍 ~ 横尾 ~ 上高地

【今回のコースタイム】
上高地 ~ 横尾 : 127分
横尾 ~ 涸沢ヒュッテ : 130分
涸沢小屋 ~ 北穂高小屋 : 140分

北穂高小屋  ~ 南岳小屋 : 155分
南岳小屋 ~ 槍ヶ岳山荘 : 170分
槍ヶ岳山荘 ~ ヒュッテ大槍 : 30分

ヒュッテ大槍 ~ 上高地 : 325分



登山_アルプス11_001

常念岳からみた槍ヶ岳~穂高岳の勇姿です。
去年の7月に上高地から北穂高岳を縦走しましたが、今回は北穂高岳から槍ヶ岳までを縦走するのが目的です。
これらの区間はこのエリアでも屈指の難路揃いで、体力はもちろん技術においても上級者向けとされます。



上高地から横尾経由で「涸沢」にやってきました。
標高1500mの上高地から800m程登ってきましたが、今夜の宿はさらに800m程上がった場所に有ります。
直線距離で800mなら直ぐですが、標高差800mなので簡単ではありません。

登山_アルプス11_002

登山_アルプス11_003

登山_アルプス11_004

今夜の宿「北穂高小屋」「北穂高岳(3106m)」の頂上直下に有ります。
私が知る限り、国内で最も凄い場所に有る山小屋で、遠くから見ると南米辺りの天空都市みたいな雰囲気ですね。



登山_アルプス11_005

涸沢と言えば紅葉が有名ですが、この時はまだ4割程度と言った感じで、来週辺りがピークでしょうね。
紅葉と緑、そして青い空と岩稜の無彩色。 まるで油絵の様な面白い色合いが楽しめました。



登山_アルプス11_006

登山_アルプス11_007

前回は立ち寄っただけの北穂高小屋ですが、今回は旅の目的の一つでもあります。
素晴らしい展望と美味しい食事が評判で、夕食の生姜焼きはなかなかの味でした。



登山_アルプス11_008

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北穂高岳の頂上までは小屋から30秒ほどと近く、もちろん展望は最高です。
明日歩く予定の槍ヶ岳方面の展望は素晴らしく、ガスに包まれる大キレットは実に神々しい・・・



登山_アルプス11_010

登山_アルプス11_011

翌日は期待通り、いや、それ以上の好天で始まりました。 登山を始めて以来、一番の晴天かもしれません。
これから歩く大キレットから槍ヶ岳に至るルートが朝日に染まっております。



北穂高岳と南岳を結ぶルートが有名な「大キレット」で、日本アルプス有数の難所として知られます。
同等の難易度を持つ北穂高岳~涸沢岳の区間は去年通ったので、満を持してのチャレンジと言う訳ですね。
北穂高小屋のテラスに居た人から声援を貰い、気力フルチャージでいざ出発!

登山_アルプス11_012

登山_アルプス11_013

北穂高小屋を出発すると直ぐに大キレットに突入することになるのですが、まずは急斜面を大きく下ります。
斜度がキツイ上にガレており、落石や滑落の危険が大きく、正直あまり歩きたくない地形でした。



登山_アルプス11_014

この付近は「滝谷」と呼ばれ、国内屈指の険しい岩場として知られます。
その頂上付近に立つのが北穂高小屋ですが、遠くから見ると実に恐ろしい場所に建っておりますな・・・
個人的に、怖い場所と言う物は、現地に立つよりも、遠くから全体を見渡した時の方がより恐怖を感じますね。



大キレットを含むこの稜線は、長野県松本市と岐阜県高山市の境界線に位置しており、
縦走中は長野側と岐阜側を何度も行ったり来たりしながら進む事になります。

登山_アルプス11_015

登山_アルプス11_016

北アルプス屈指の難ルートですが、鎖やプレートなどで整備され昔に比べると楽になったのも事実。
実力と装備を備え、天候に留意すれば十分に通行可能なルートです。
が、転落したら死は免れない難所が続くのもまた事実。 くれぐれも安易に踏み込まないようにしましょう。



登山_アルプス11_017

北穂高岳からある程度下ると、今度は間もなく「飛騨泣き」と呼ばれる場所に差し掛かります。
ここは大キレットの中でも特に危険な場所として知られており、転落したら多分死ぬので要注意。

写真の場所も有名なポイントで、鎖とプレートを駆使して横移動します。 蟹のヨコバイみたいな場所ですね。
足下のハイマツで一見安心感を覚えますが、実際は数百メートルも切れ落ちており、転落したら人生終了です。

この付近に設置されている鎖は非常に太く、その太さはこの場所がいかに危険かのバロメーターでもあります。
が、太すぎる鎖は掴みにくく、余計に難易度が増している気がするのですが・・・



登山_アルプス11_018

途中で、というか何度も垂直の断崖絶壁を通過するのですが、特に困ったのがこの場所ですね。
なんと、北穂高岳の方から来た場合、足下が完全に死角になって地形が見えないのです。
鎖にしがみつきつつ、足場を探りながら慎重に降りるしか有りません。

大キレットは一般的に南岳の方から進んだ方が安全と言われますが、実際に歩いてみて納得しました。
北穂高岳から飛騨泣き付近は明らかに下るより登った方が安全に通過できますね。



登山_アルプス11_019

右奥に見える突き出た絶壁が「Hピーク(長谷川ピーク)」と呼ばれる場所で、大キレットの名所?でもあります。
ひとまずあそこを目指して進みますが、この付近はひたすら難所が続くので心身共に疲れますね。



登山_アルプス11_020

登山_アルプス11_021

断崖絶壁をよじ登って長野側に出ますが、ここばかりは逆から下る方が怖いでしょうね。
反対方向から来る人も居るので、必ず周囲を確認してから登り始めましょう。



登山_アルプス11_022

ようやく「Hピーク(長谷川ピーク・2841m地点)」に到着しました。
おおよそ大キレットの中間地点であり、ここから先は比較的楽な地形が続きます。
遠くに見えるのは「笠ヶ岳(かさがたけ・2897m)」と双六岳方面へ繋がる稜線ですね。

この岩場のへりに腰掛けて休息する人が居ますが、後の方は遥か下まで切れ落ちた断崖絶壁になっています。
転落したら絶対に助からないので、あまり近づかない方がいいと思いますよ。



登山_アルプス11_023

ここから先は比較的楽な地形が続くのですが、間違っても気を抜いてはいけません。
特に要注意なのが、両脇は深く切れ落ちた急斜面であると言う点。
もし滑落したら数百m、下手すると1000m程ノンストップで滑落すると思われ、当然ですが絶対助かりません。
森林限界を超えた稜線ルートは、滑落した際に体を止めてくれる樹木が無いのです。



登山_アルプス11_024

途中でどう見てもテント泊用に整地された場所を発見しました。
日本アルプス全域では指定箇所以外でのテント泊は禁止されており、当然ですがここも禁止区域に含まれます。
やむない緊急時のビバークで使用した跡なのか、それとも違法テント泊の跡なのかは不明です。



長かった大キレットもほぼ終わり、最後は南岳へ直登してフィニッシュとなります。

登山_アルプス11_025

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矢印の区間を登る訳ですが、遠くから見ると、とても人間が登れる様には思えません。
しかし、実際にはちゃんと登山道が有るので大丈夫です。 もちろん、かなりの急登ですが・・・



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急登を登りきると、直ぐ目の前に「南岳小屋」が有り、南岳のピークはその向こうに有ります。
大キレットは確かに難所ですが、その両端に山小屋が有るので非常に心強いですね。



登山_アルプス11_028

ここから先は「南岳(3032m)」「中岳(3084m)」「大喰岳(3101m)」、そして「槍ヶ岳(3180m)」と3000m級の山が連なります。
頂上の高さだけ見ると大差ないですが、実際は頂上直下にキツイ急登が待っており、かなり体力を消耗します。
空気が薄い上に強烈な陽差しを遮る樹木は一切無く、悪天候時は道迷いや気象遭難の危険も有ります。



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「大喰岳(おおばみだけ)」までやってくると槍ヶ岳はもう目の前です。
最後のアップダウンが疲れた体に応えますが、あと一踏ん張り頑張りましょう。



登山_アルプス11_030

今回の最大の目的は大キレットを含む稜線ルートの縦走だったので、槍ヶ岳登頂はパスしても良かったのですが、
体力も時間も余裕があり、なにより天候が素晴らしかったので、せっかくなので登っておくことにしました。
大体正午頃からガスに巻かれる事が多いのですが、この日は終日素晴らしい天気が続いてくれました。

頂上へのルートは去年来た時と比べると、鎖やボルトが交換・追加され、登りやすくなっていました。



登山_アルプス11_031

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槍ヶ岳の頂上は展望が素晴らしく、何度登っても飽きないですね。
この日は単に晴れているというだけではなく、風がほとんど無かった点も最高でした。
風が強いと大キレットや稜線の通過は非常に厳しくなり、実際に去年はそれが理由で断念しましたからね。



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槍ヶ岳の頂上でのんびりと過ごしたあとは、東鎌尾根を通って今夜の宿「ヒュッテ大槍」へ移動します。
途中で振り返ると槍ヶ岳の勇姿が見事! 個人的にはこの場所から見上げる姿が一番カッコイイですね。



本日の宿泊地「ヒュッテ大槍」に到着しました。
燕山荘グループの一つなので、ポイントカードを持っていれば是非押して貰いましょう。

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北穂高小屋とヒュッテ大槍は以前から気になっていた小屋で、これらの小屋に泊まるのも目的の一つでした。
宿泊先として丁度良いようにコースを調整し、大キレット共々実現できて大満足です。

この小屋は食事の美味しさで知られていますが、なるほど確かに手の込んだメニューで美味しかったです。
一見水が乏しそうな場所に有りますが、下の水源からポンプアップしており、意外にも水は豊富でした。
500円で飲み放題のドリンクバーがお勧めです。



こうして北アルプス縦走の旅は無事に終わりました。
去年果たせなかった大キレット突破と、気になっていた山小屋泊の両方を達成できて大満足です。
かつて無いほど素晴らしい好天にも恵まれたのも大きかったですね。

今年はずっと悪天候に悩まされていましたが、8月下旬から9月にかけて好天に恵まれた結果、
立山・剱、裏銀座縦走、大キレット突破など、少ないながらも充実した山行を実現できました。
今年のシーズンも残り少なくなりましたが、そろそろ打ち止めでしょうか。

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Sonic478

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欧米メーカーの飛躍とアジア系メーカーの追い上げ。
悩みの多い日々ではありますが、日本のゲーム業界の飛躍を目指して頑張ります。

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