2015-05-12(Tue)

念願の大崩山は凄い山だった

こんばんは。

前回の予告通り、GWを利用して地元の名峰「大崩山(おおくえやま・1644m)」への初登頂を果たしました。
登山を本格的に始めた頃からずっと登りたいと思っていた大崩山。
色々有って遅くなりましたが、ついに実現しました。

結論から言いますと、個人的には大崩山を抜きにして登山を語ることは出来ない程の名峰でした。
歯応えが有る多彩なルート、美しい植物と絶景、全てが最高でした。
ただ、難易度は相当高く、この山を走破するのは容易ではないと言う事も再確認できました。
詳細は後日Webサイトの方でまとめますが、ひとまずブログの方で簡単にご紹介します。



登山_大崩山1_001

宮崎県延岡市から大崩山までは車でおよそ一時間弱。
道路は全区間舗装されていますが、すれ違いが困難な狭い区間が多いので注意です。
人気の山&GWという事で朝六時に現地に到着しましたが、既に30台ほどの車が居ました。
九州各地はもちろん、中国地方など本州ナンバーも目立ちました。 やはり人気があります。


登山_大崩山1_002

入山者カウンターの横を通過して登山開始です。
この辺は至って普通の山に見えますが、これは仮の姿・・・


登山_大崩山1_003

大崩山には近隣の山への縦走路を含め、実に多彩なコースが存在します。
例えば「湧塚」を迂回するルートや「リンドウの丘」を経由するルート等が存在しますが、
上記ルートは「山と高原地図」の2014年度版には記載されていませんでした。
可能な限り詳細な直近の資料で確認しておかないとルートを誤る危険性が高いです。


登山_大崩山1_004

大崩山での一番人気は湧塚から登って坊主尾根を下るルート。
このルートでは最初と最後に「祝子川(ほうりがわ)」を徒渉します。
巨岩の転がる祝子川の徒渉は難易度が高く、増水時は危険なので事前に確認しておきましょう。



大崩山・・・ハッキリ言って相当難易度が高い山です。
今回のコースは凄まじい急登に加え、数十箇所もの梯子場・鎖場・ロープ場・トラバースが存在し、
中には「滑落したら確実に死ぬ」と言う様な危険な箇所も点在します。
歯応えと達成感は有りますが、それは危険と表裏一体とも言えます。

登山_大崩山1_005

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大崩山は花崗岩で出来た山で岩場が非常に多いです。
スラブを通過する箇所も多く、ロープや鎖に慣れていないと危険です。


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ここは20~30メートル程の絶壁を5連梯子とロープで直登する難所です。
上で滑落したら一気に下まで落ちるであろう危険な場所です。


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大崩山には多数の梯子場が有りますが、一部に不安定な梯子が存在します。
この山に限った事では有りませんが、ロープや梯子を完全に信頼せず安全確保に注意しましょう。



数多の難所を越えた先に待つのは、疲れも吹き飛ぶ凄まじい絶景!
これは「小積ダキ」と呼ばれる花崗岩の巨岩で、北ア・穂高連峰の屏風岩を彷彿とさせます。
ある資料によると見えている部分だけで高さ285m有り、大体ランドマークタワー位の高さですね。
ここを登攀するクライマーもいるそうです。 私には絶対無理です。

登山_大崩山1_013

登山_大崩山1_014

これは「湧塚」と呼ばれる岩峰群で、手前が「下湧塚」、奥が「中湧塚」です。
さらに奥には「上湧塚」も存在します。 大崩山の話題が出ると必ず出てくる絶景スポットですね。

なお、「わくづか」は「湧塚」「和久塚」の二通りの書き方がある様で、どちらが正しいのかは不明です。
複数の地図には「湧塚」とありますが、山中の看板には「和久塚」とあります。

大崩山の最大の特徴は、絶景を眺めて終わりでは無く、そこが登山ルートに組み込まれているという点です。
この湧塚も小積ダキもこれから登頂する事になります。 そう、あの場所に自分の足で立つのです。
迂回ルートも有りますが、ここに登らないと何のために大崩山に来たのか分からないと言っても過言ではありません。



登山_大崩山1_015

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右上に見える岩場は「リンドウの丘」と呼ばれる場所で、休息や食事にもってこいの絶景スポットです。


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「リンドウの丘」から湧塚群を望みます。 横は100m以上切れ落ちており、凄まじい高度感!


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湧塚のアップです。 さっきまであそこに居たとは信じられません。 人間なんてちっぽけ過ぎる存在です。



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湧塚のラスボス(?)である「上湧塚」です。 もちろんここにも登れます。


登山_大崩山1_020

上湧塚へはロープを頼りに急斜面を登らなければいけません。 ロープのスキルが求められます。


登山_大崩山1_021

上湧塚へ登る登山者達です。 どう見ても45度かそれ以上の急斜面。 さっきあそこを登ったのか・・・
なお、画面左の岩を直登するルートも有ったのですが、危険すぎるのか、ロープが撤去されていました。


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上湧塚から中湧塚と小積ダキを望みます。 苦労に見合う素晴らしい景色!


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これは「七日廻り岩」と呼ばれる巨岩で、上湧塚からしか見えない名物岩です。
一部で某「戸愚呂弟」にそっくりだと評判ですが、確かに似ています。



ようやく「小積ダキ」の上までやってきました。 ここも素晴らしい絶景が堪能できます。

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ちなみに小積ダキはこんな場所です。 あの上に人が居る訳です。


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300m近く切れ落ちている絶壁の威圧感・・・ 「もし落ちたら」とか考えるだけ無駄ですね。



大崩山には特徴的な巨岩がたくさん存在しますが、最も有名なのはおそらくこの「象岩」でしょう。
中央右上寄りに有る丸い穴を目、その左上が耳、右が鼻と捉えると、右を向いた象に見えるから不思議です。

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「眺めて終わりでは無く、ルートに組み込まれているのが大崩山の特徴」と書いた通り、
この象岩もルートの一部です。 象の足下付近にあるのがそのルートです。


登山_大崩山1_030

ルートの下の切れ落ち具合・・・ あまり見ない方が良さそうです。


登山_大崩山1_031

ついに象岩の前までやってきました。 足下は極めて狭いですが、頑丈なワイヤーが張ってあります。
ここは冗談抜きで危険なので、悪天候時はもちろん、凍結する冬期も通らない方が賢明です。


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ここの注意点は上の岩がオーバーハング気味であるという事。
背が高い人や大型のザックを背負っている人は頭上に注意してください。
とにかく絶対にワイヤーから手を離さず、三点支持を厳守して慎重に通過しましょう。



登山_大崩山1_034

下山したら登山口から車で五分ほどの場所にある温泉「祝子川・美人の湯」に是非。
大崩山が一望できる露天風呂からの眺めは絶品です。
売店では登山バッジや大崩山の地図なども購入できます。



この様に、待ち望んだ大崩山初登頂は無事に終わりを告げました。
素晴らしい天候に恵まれ、手応え抜群のコースと絶景を味わうことができ、大満足です。

が、同時に予想以上の難易度の高さに自分の経験不足を痛感しました。
大崩山に備え、北アルプスの槍ヶ岳(東鎌尾根経由)や奥穂高岳(ザイテングラート経由)で岩場・梯子場・鎖場の経験を積んできたわけですが、個人的には大崩山の方が遥かに難易度が高く感じました。
ロープの使い方、岩場での体の動かし方など、実力不足が原因で怖い目に遭うことが何度もありました。
前述の様に、この山は冗談抜きで危険な箇所がたくさん有るので、経験不足は致命傷になりかねません。

また、ソロでの登山についても考えさせられました。
こういう高難易度の山は、仲間と相談・サポートし合いながら登るのがベストだと感じました。
今回もソロでの登山でしたが、途中で知り合ったベテラン夫婦とご一緒させて頂き、
色々アドバイスを貰いながら様々な事を学ばせて頂きました。 本当に助かりました。
SNSで登山仲間を募ったり、山岳会を訪ねてみるのも良いかも知れませんね。


さて、今回の大崩山に関してまとめてみましょう。

■ 素晴らしい絶景が楽しめる名峰。 大崩山を知らないのは絶対に損!
■ 多彩なコースが有り、目的やスキルに応じて楽しみ方も色々。
■ 体力的にも技術的にも手応え抜群。
■ リンドウやアケボノツツジなど、豊かな植物も楽しめる。
■ 下山後は近隣にある温泉で休息可能。
■ 細かいルートの情報に注意。 市販の地図だけでは不十分。
■ 難易度は相当高い。 体力面はもちろん、梯子やロープの技術も必須。
■ 高所恐怖症の人は絶対に来てはいけない。 難所で動けなくなる恐れ有り。
■ 大崩山の未経験者や登山初心者のみのグループ、或いはソロの登山は避けた方が無難。
■ 手袋やヘルメットは必須。 急登が凄まじいのでサポーターの検討も。


こんな感じでしょうか。 難易度は高い山ですが、間違いなく名峰です。


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