2013-07-08(Mon)

続・現役プロ講師

こんばんは。


先日の記事で書いた「ゲーム学校での臨時講師」ですが、先日無事(?)に終わりました。
予想以上に緊張したので大変でしたが、なんとか終わりました。

反省点と収穫は色々有りますが、やはり一番痛感したのは、人に物を教えるのは大変だという点です。
これまでも仕事を通じて新入社員やインターンの学生に指導をしたことはあります。
しかし、学校という場所・状況で大人数を相手に講義をしたのは初体験だったので苦労しました。


私がゲーム業界で働き始めて十年以上。この間、様々な技術や知識を身につけることができました。
この意味では「現役プロ」という肩書きに偽りは有りません。
しかし「講師」という点で見れば素人です。
ゲームを作る能力と、人に物を教える能力は全く別です。

経験を積んだスポーツ選手であっても、監督やコーチとして活躍できるかは別問題です。
ゲームでも同じで、制作に関する能力があっても、それを生徒に教える能力が無いと意味がありません。
分かっていたことではありますが、実際に体験してみると、その重要さを再認識させられました。



講義に参加していた学生は30名弱といったところでしたが、みんな受講態度が非常にまじめで、熱心に聞いてくれました。
熱心にメモする生徒もいれば、PCにかじりついてパラメーターを変えつつ試行錯誤する生徒もいて様々でしたが、総じて受講態度としては良好でした。


ただ、生徒の個性はともかく、持ち合わせた能力という意味ではばらつきが有ったように感じました。
教えた内容を理解する能力だけでなく、PCやCGツールなど、基礎的な事項に対する理解度も結構バラバラでした。

具体的なCG制作を教えようとした場合、生徒がPhotoShopを使用したテクスチャーの用意の仕方やドラッグ&ドロップの意味・方法など、基礎的な技術・知識を持っているかどうかで、講義の内容や速度が全く異なってきます。

料理教室で例えるならば、具体的な料理の作り方から教えればいいのか、調理器具や調味料の知識から教えないといけないのかの違いでしょうか。
生徒全員が十分な基礎知識・技術を持っていれば、講義も最初から具体的な内容から入れるし、その速度(密度)も高くできます。

しかし、生徒の予備知識・技術にばらつきが有った場合、どちらかの生徒の合わせると、その時点で講義の進め方に無理が出てきます。
つまり、十分理解できている方に合わせると、理解が不十分な生徒は講義に付いてこられない。
逆に合わせると、今度は既に理解できている生徒は時間を持てあましてしまう。

これを回避するためには、例えば入学試験などである程度篩にかけるなど、講義以前の段階で対策を講じる必要があります。
しかし、学校の方針などで、そうは簡単にいかないのが現実でしょう。 なかなか難しい問題です。 講義をしてみて痛感しました。



この様に、今後の課題も含めて得るものが多かった臨時講義。
また教壇に立つ事が有かもしれませんので、教訓を元に自分なりに精進しておこうと思います。


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Sonic478

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業種ゲーム業界
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欧米メーカーの飛躍とアジア系メーカーの追い上げ。
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