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2012-03-08(Thu)

恐怖の長文パスワード

こんばんは。

今回は8~16bitゲーム機時代のパスワードなどについて書いてみます。
最近はセーブ&ロード方式が当たり前ですが、当時はパスワードをメモするのが普通でした。

ネクロマンサー_001
(PCエンジン「邪聖剣ネクロマンサー」より)

上の画像は、かつてNECから発売されていたPCエンジン向けのロープレ「邪聖剣ネクロマンサー」のパスワード画面です。
こういったロープレでは、宿屋に泊まるとパスワードを教えてくれるというのが定番でした。


なぜパスワードを取るのかというと、セーブ&ロードにはバッテリーバックアップが必要で、それがコストなどの関係で普及していなかったからです。
このPCエンジンの場合は、ゲームカセットに相当するHuカードにはバックアップ装置を付けられないという話を聞いたことがあります。 なので、別途セーブ用の周辺機器が発売されていました。

ゲーム内容が複雑なロープレの、それもゲームが進行した後半になればなるほどパスワードが長くなる傾向にありました。
ちなみにドラクエも二作目まではパスワード方式で、このネクロマンサーと同様、最大で50文字近くのパスワードを取る必要がありました。(「3」からセーブ方式に変更。)
対してファイナルファンタジーは一作目からセーブ&ロードできたのが対照的です。

もっとも、この頃のバッテリーバックアップは非常に貧弱で、ちょっとした衝撃でデータが消し飛んだり、セーブは一カ所しかできなかったり、さらに一定期間が過ぎると電池が切れてセーブもロードもできなくなるという弱点が有りました。

セーブもパスワードも一長一短という訳ですが、毎回長大なパスワードをメモする手間を考えると、やはりセーブ&ロード出来た方が便利です。
なんと言っても、パスワードを間違った時の恐怖がたまりません。



パスワード方式の大変なところは、その長大な文字数はもちろん、似たような文字の見分けが付きにくかったという点です。

当時のゲーム機は低解像度でしたし、テレビも今ほど大型の物が普及していませんでした。
また、ゲーム機によっては画面が滲んでおり、さらに使用しているフォント(文字データ)もあまり美しくない事も多かったです。
なので、こういった大量の細々した文字をメモするのは非常に大変な作業でした。

特に間違えやすかった文字として、

■ 「ぱ」と「ば」、「ぷ」と「ぶ」、「ぺ」と「べ」といった、濁音符と半濁音符。
■ 平仮名の「り」とカタカナの「リ」など、似通った平仮名と片仮名。
■ 平仮名の「め」と「ぬ」、片仮名の「シ」と「ツ」など。
■ アルファベットの「O」と数字の「0(ゼロ)」。
■ 片仮名の「エ」とアルファベットの「I(アイ)」。


等があります。

「ツ」と「シ」とか間違えないだろうと思うかもしれませんが、フォントの種類やサイズによっては本当に見分けが付きにくかったのです。

なので、ひとまずパスワードを入力してエラーが発生したら、まずは入力ミスが無いかを確認し、それでも駄目だったら似たような文字を取り違えていないかを虱潰しに調べる事になります。 これがまた面倒で・・・

対策として、ビデオデッキを使って一瞬だけパスワードを録画し、入力時にその録画画面を見ながら入力するという事もやったりしましたね。 懐かしい思い出です。


このような似通った文字によるパスワード間違いの恐怖は昔の話で、現在ではセーブ&ロードで一瞬です。
バーチャルコンソールのゲームも中断機能に対応しているので、この「邪聖剣ネクロマンサー」も気軽にプレイできます。

もっとも、うっかりリセットししてしまったら大変なので、時々パスワードを取る必要は有りますが。
デジカメで撮影すると大変便利です。



似たような文字による苦労は昔話のようですが、実は最近では別の意味での苦労があったりします。
しかも、それはプレイヤーとしての苦労では無く、ゲーム制作者としての苦労だったりします。


ゲーム内のキャラクターやチームなどに名称を付ける際、卑猥な単語や差別用語などは入力できないようになっています。
万が一そういった単語が入力された場合、プログラムが判断してエラーを出すように設計されている訳です。

いわゆる「NGワード」ですが、「今の日本ではOK」であっても、特定の時代・地域・文化などでは駄目というケースも多く、海外でも発売する事が当たり前の昨今では、事前のチェックがなかなか大変です。


ところが、このチェック機構にも結構抜け道があります。
例えば文字と文字の間にスペースを入れるというのがその一つですが、他にも似たような文字で代用するという手段もあります。
例えば片仮名の「ロ」と漢字の「口」は非常に似ており、どちらかで代用されても見分けが付きにくいです。

こういったケースへの対応はいたちごっこになりがちです。
必要以上に厳しくしても、それはそれで問題ですし。


ゲームに触れている限り、文字に関する苦労からは逃れられなさそうです。


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No title

そこでガーディック外伝の「パスワード確認機能」を。
メモを見ながらパスワードを打たせ、間違ってたら正しいパスワードを再表示するものだが、
(メモ自体の記入ミスを防げる)他に同じような事できるゲームあったのかね?

ガーディック外伝ですか

こんにちは。
コメントをありがとうございます。

「ガーディック外伝」は知りませんでした。
Wikiで見たところ、1988年発売のファミコンゲームですか。

>メモを見ながらパスワードを打たせ、間違ってたら正しいパスワードを再表示する

あまり聞いたことがない機能(?)ですが、パスワードミス時の救済措置のようなものが有ると言う事ですか?
知っている範囲では、そういった機能があるゲームは無いですね。 興味深い情報です。
プロフィール

Sonic478

Author:Sonic478
 
職業デザイナー
業種ゲーム業界
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趣味1旅行、情報発信、車、カメラ、ゲーム
趣味2ネコと遊ぶ、ニュースを見たり読んだり


業界関係者の視点から、業界の魅力・問題点など、色々紹介しようと思います。

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残業と休日出勤。
欧米メーカーの飛躍とアジア系メーカーの追い上げ。
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