--------(--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2008-12-18(Thu)
こんばんは。
「夏休み」の最中なので、今日も丑三つ時に執筆しております。
夏休み1日目の昨日は土砂降りでした・・・トホホ。
さて、少し前のエントリーで「LOD」に関して書きました。
色々ネットサーフィンしていると、PCゲームのグラフィック関連のオプションにある「LOD」が何なのかが分からない人が多いようでした。
ゲーム業界かCGを仕事にしている人でもない限り知っているはずもないし、無理に知る必要も無いのですが、少しだけ追加で解説しておきます。
LODは「カメラから遠くにあるモデル、つまりよく見えない距離にあるモデルを精度の低い物に置き換え、全体的な負荷を減らす技術」というような解説をしたと思います。
つまり、別の言い方をすれば「低クオリティーのモデルと置き換える」と言う事です。
もちろん、手前に表示するハイモデルと極力差のないLODモデルを作成するのは高い技術とセンスを要するので、その意味では「ハイクオリティーなモデル」と言えます。
しかし、ポリゴン数やテクスチャーサイズ等の点で言えば「低クオリティーなモデル」という事になります。
なので、ハイモデルとLODモデルが切り替わるタイミングが早かったり、そもそもLODモデルの造りが拙かったりすると、そのゲームの総合的なグラフィッククオリティーが低下してしまいます。
これを避けるにはどうすれば良いかという事ですが、ズバリ「そのゲーム次第」としか言えません。
つまり、そのゲームで使用しているLODモデルの造りが良く、なおかつ数段階に分けて切り替えるようなシステムになっていればまず気にならないでしょう。
逆に粗末なLODモデルしかなく、しかも1種類とかしか無いような場合だと厳しいです。
ゲームによってはLODの使用の有無や、何段階のLODを使用するかを選べるようになっています。
その場合は、まずLOD関連の設定でクオリティーを最大(最高)にしてみて、画面の見栄えをチェックしてみましょう。
LODの対象として定番なのが、マップ内に設置してある「樹木」とかなので、FPSゲームとかであれば、樹木に近づいたり離れたりして、モデルが切り替わっているのが目立つかどうかをチェックします。
もし切り替えの瞬間が目立つようであれば、思い切ってLODをオフにしてしまう手もあります。
これは「遠くにあるほとんど見えないモデルにもハイモデルを使用する」という事なので、当然ながら負荷が高くなり、フレームレートが低下する可能性もあります。
なので、「グラフィックの美しさを優先したい」とか「マシンパワーに余裕がある」という場合以外はオススメしません。
機会があれば、色々試してみてください。