--------(--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2012-02-09(Thu)

ダウンロードコンテンツ(DLC)に関して

こんばんは。
今回はDLC(ダウンロードコンテンツ)という物について書こうと思います。


このDLCとは、発売後のゲームの追加データをネットワークなどを通じて配信するサービスのことです。
何を配信するかはゲームにもよりますが、レースゲームであればコースや車、ロープレなどであればマップやキャラ、アイテムなどが定番です。 最近ではキャラクター用のコスチュームなども多いですね。

一昔前であれば、こういった追加データはあらかじめゲームディスク内に収録しておき、解除キーだけをダウンロードする形態が多かったですが、ブロードバンドとハードディスクが標準となった最近は、大容量の追加データを丸ごと配信するのが当たり前になりました。

追加データだけではなく、不具合を修正するパッチや体験版などを配信することも有ります。


緊急のバグ対応用パッチを配信できるのは大きいですし、一からゲームを作るのが予算的に厳しくなった昨今では、一度作ったゲームの延命を図れるのは作り手としては大きいです。
また、そのゲームに熱中しているユーザーから見ても、配信されたデータを追加することで、末永くゲームを遊べるという点は魅力的でしょう。



しかし、実際の所、このDLCは評判が悪いようですね。
その理由を調べてみると、

・DLCの価格がぼったくり価格である。
・最初からDLCで配信する事を前提とした様な作りでゲーム本編の内容が薄く、それでいて価格が高い。
・中身の薄い本編の発売と同時にDLCを有料で配信するというケースもある。


等々、露骨にユーザーから搾り取る事を目的としたDLC商法を行っているメーカーがあるようです。

本編だけでも十分納得できるボリュームがあり、さらに魅力的なDLCがあるのであればともかく、
内容はスカスカの未完成と言っても過言ではない状態で本編を発売し(しかも高い)、それとほぼ同時に、本来であれば本編に含まれているべきの内容を有料DLCで配信すれば、それは「悪質」と言われても仕方がないでしょうね。



私も過去に携わったゲームでDLC作成を担当したことがあります。

DLCにも色々種類が有りまして、良くあるのが季節毎のアイテムや衣装です。
例えばクリスマスだったらサンタ衣装や雪だるま、お正月だったら門松、バレンタインやハロウィンだったらチョコやカボチャといった具合です。

ゲームが下火にならないように毎月何かしら配信しようとした場合、前述の様に大きな行事がある月は良いのですが、特にコレと言って何も無い月は苦労します。

他の例だと、そのゲームには全然関係ないけど、他の自社タイトルに出てくるキャラやそのコスチュームなどを作って配信したりすることも有りますね。
オンラインイベントに参加してくれたユーザーに限定アイテムをプレゼントするのも定番です。

イレギュラーな場合だと、
「海賊物が流行っているから、海賊っぽいコスチュームを作ろう!」
「ボーカロイドが流行っているし、次のDLCはミクコスと長ネギを作るべし!」

見たいな感じで決まる事もあります。
もちろん、これらの権利が取得できるかは全く別問題なのですが、とりあえず作ってみて備えるという事は有ります。


こういったDLC用のアイテムですが、最初に一気に作ってしまう場合もあるし、ゲームの発売後に細々と作る事も有ります。
ゲーム本編を作るのは大変なのでスタッフも大勢参加しますが、後から配信するアイテムは、既に作られたゲームのシステムに則って組み込むだけです。
なので、本編の制作が終わったら大半のスタッフがチームを離れ、後はサーバー管理のプログラマーやDLC担当のプランナーやデザイナーが数名ほどの残って作業をするケースが多いです。


自分が作ったDLCがたくさん売れた場合はやっぱり嬉しいですし、作品そのものが末永く遊んで貰えると言うのも嬉しいですね。

しかし、後から作ったDLCはともかく、本編と一緒に作ったDLCは、やはり本編に組み込まれているべき要素だと思うので、一緒に作ったデータを小刻みに有料で発売するというのは、個人的にはあまり好きではありません。

また、「君の作ったデータだけど、配信開始は半年後のクリスマスだから」とか言われると虚しいです。
丹精込めて作ったデータなのに、日の目を見るのは遙か先なんて・・・



等々、DLCに関する話を書いてきたわけですが、個人的な感想だと、DLC販売が普及した昨今、明らかにぼったくり価格で発売しているケースもあると思いますし、最初からDLCに期待するあまり、本編の内容が値段に見合わないスカスカなケースも有ると思います。

名作FPSのDoomは本編だけでも面白いですが、最新のグラフィックエンジン対応版や優れたユーザー自作のマップが無料で提供されています。
それを見てしまうと、中身はスカスカ、追加データはぼったくりというのは目に余りますね。


ゲーム本編を安く作り、DLCでボロもうけしたら、そりゃあ笑いが止まらないのでしょうが、言うまでも無く悪い流れです。
この流れを危惧する制作側の人間も居ますが、中には一線を越えるメーカーも有るのが現状です。

何らかの対策が必要ですが、ガイドライン化するのも難しそう・・・しかし重大な問題でしょう。
どうにかせねばいけません。


comment form

管理者にだけメッセージを送る

comment

プロフィール

Sonic478

Author:Sonic478
 
職業デザイナー
業種ゲーム業界
性別
年齢若者?若者!
趣味1旅行、情報発信、車、カメラ、ゲーム
趣味2ネコと遊ぶ、ニュースを見たり読んだり


業界関係者の視点から、業界の魅力・問題点など、色々紹介しようと思います。

メインサイトはこちらです。

TegeYoka.com


残業と休日出勤。
欧米メーカーの飛躍とアジア系メーカーの追い上げ。
悩みの多い日々ではありますが、日本のゲーム業界の飛躍を目指して頑張ります。

メールやコメントなどを頂けると嬉しいです。 お気軽にどうぞ!

相互リンクなどもよろしくお願いします。

カテゴリー
月別アーカイブ
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

FC2ブログランキング
ランキングに登録しました。

FC2Blog Ranking

カウンター
メールフォーム
ご意見・ご感想はコメントかこちらのフォームからどうぞ。

名前:
メール:
件名:
本文:

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。