2011-11-28(Mon)

復興ボランティアに行ってきました。

こんばんは。

週末を利用して東北へ復興支援のためのボランティア活動に行ってきました。
震災から既に半年以上経過していますが、自分の目で見た被災地はどうだったか、活動を通じて何を得ることが出来たのか等を書いてみようと思います。



まず、なぜ東北へ復興支援に行こうと思ったかという事ですが、やはり地元宮崎県も被災地であるという点が大きいですね。

口蹄疫・鳥インフルエンザ・新燃岳の火山噴火、、、いずれも甚大な被害をもたらしましたが、全国から温かい支援を頂いたので、いつか恩返しせねばと考えていました。 これが一点目。

次に、火山活動はもちろん、口蹄疫の被害からもまだまだ復興できておらず、まだ長い期間が必要な状況です。
しかし、既に世間の関心は他に移ってしまい、だんだん風化しつつあるようです。

この事を知っているだけに、大震災から半年以上が経過し、だんだんと忘れ去られつつある被災地の事が心配になり、この目で現状を確かめておきたいという気持ちが有りました。 これが二点目です。


以上のような理由から、仕事が落ち着いたこの機会に、復興支援のボランティア活動をかねて、東北の被災地に行ってみようと考えたわけです。



復興活動と行っても色々有りますが、高度な技術や知識を要する作業や、高いリスクが存在する様な作業は、自衛隊・警察・消防・専門業者などが担当しています。
なので、我々一般市民は後方支援的な作業が中心となります。

被災地の各エリアには、地元自治体などが立ち上げたボランティアセンターという物が有り、全国から集まったボランティアスタッフを管理しています。
ここに連絡した上で現地に赴くと、その地域・当日の状況・スタッフの能力などに応じた作業を割り振ってくれます。
今回、私は津波で破壊された住宅の後片付けを手伝うことになりました。


そうと決まれば早速準備開始です。
被災地は危険な瓦礫や粉塵などが大量に散乱しているので、お世辞にも衛生環境が良いとは言えません。
なので、そうした環境での作業に適した服装を調達する必要があります。

ボランティア_001

今回準備した服装・道具がこれです。

・合羽 → 泥などで汚れる場合が多いので、天候にかかわらず着用。(安い物は破れやすいので注意。)
・安全長靴 → 超重要。ガラスや釘等で怪我しないよう、つま先や靴底に鉄板などが入った物が必須。
・ゴーグル → 粉塵や泥などが目に入らないように。コンタクト着用者は必須。
・防塵マスク → 粉塵対策に。 風邪用のマスクでは効果なし。
・手袋 → 怪我&寒さ対策に。 ゴム・皮など状況に応じて選択。 軍手も可。
・その他 → 東北地方なので寒さ対策は必要。動くと汗をかくので、撥水性の優れたスポーツウェアなどが良い。


今回の経験から、上記のような衣類・道具が必要だと分かりました。
関東であれば「ワークマン」などの専門店で全て揃います。

また、各ボランティアセンターには、他のボランティアスタッフが提供してくれた道具などがストックされており、申請すれば借りることも出来ます。
長靴や手袋なども豊富にありましたので、必要であれば問い合わせてみましょう。

安全長靴などは価格もそうですが、大変大きくて重いので、現地で調達した方が何かと便利です。
もちろん、持っていると後々役に立つこともあるでしょうから、今回を機に買っておくのも良いでしょう。



さて、現地のボランティアセンターに到着してみると、団体・個人、老若男女を問わずに様々なスタッフが集まっていました。
企業から派遣された団体も居ましたし、遠くからやってきた個人スタッフや、テントを張って長期間活動している人もいました。

センター内には管轄地区の地図や写真などが張り出され、これまで活動したスタッフ達の寄せ書きや、全国から送られてきた手紙なども有りました。
駐車場には自衛隊や警察関連の車両の姿もあり、何とも言えない緊迫した雰囲気でした。

このボランティアセンターは地区の運動公園内に設置されているとの事でしたが、直ぐ隣の敷地には仮設住宅が並んでいました。
一刻も早く元の生活に戻れるように願うばかりです。



打ち合わせが終わると、目的地に応じていくつかのグループに分かれ、バスやトラックなどで現地に向かいます。
ボランティアセンターは高台に設置されていましたが、丘を下って海岸に近づくと、テレビやネットでしか見ることが出来なかった生の被災地の様子が目に飛び込んできました。

住宅街だったであろう場所には何も無く、わずかに残る基礎部分の残骸が、かろうじてそこに住宅が有ったことを示しています。
田畑は未だに水が引いておらず、グシャグシャに潰れた車の残骸があちこちに転がっていました。
港の様子も凄惨で、津波で破壊された堤防や、転覆して沈没した船舶が湾内に散乱して、沈没した船からはオイルが流れ出しているという有様。

震災から半年以上も経過しているのに、被災地は全然片付いていません。
いや、これでもだいぶ片付いたのでしょうが、元の姿に戻るのは一体いつの日なのか・・・

亀裂や陥没だらけの岸壁、飴細工の様に折れ曲がったフェンスや看板、無残にもへし折れた電柱・・・
本来なら今すぐにでも修理すべき物ばかりですが、被害の規模が大きすぎて、全然手が回らない(予算的にも)といった状況のようです。


私が担当することになった住宅も、健在であった当時の面影は全くなく、基礎部分を除けば残骸が残るばかり。
元々そこにあった物なのか、それとも他から流れてきた物なのかは全く区別が付きません。

それでも一つ一つ片付けるしかありません。 大量に積もった汚泥やゴミを取り除くと、その中から調理器具や玩具など、かつてそこで生活が営まれていた事を示す物が色々出てきました。
そのほとんどが処分するしか無い様な物ばかりでしたが、一つだけ、恐らく思い出の品ではないかと思われる物が出てきたので、ボランティアセンターに届けておきました。 住民の方に渡してくれるそうです。


あまりにも被害の規模が大きいため、作業中に途方に暮れそうになる事も有りましたが、他のスタッフ達と必死になって作業した結果、二日目の夕方には何とか一通り片付けることができました。
今回の作業の結果、少しでも復興が早まれば嬉しいのですが。



さて、今回の活動を通じて得た教訓・情報などを書き出してみようと思います。
これからボランティア活動に行かれる方の参考になれば幸いです。

(1)まだボランティア活動は必要なの?
 → 絶賛大募集中です。 むしろ全然足りていない状況です。 復興はまだまだこれから。

(2)長期間作業ができないんだけど?
 → 一泊二日でも日帰りでもOK!

(3)道具や衣類を買いそろえるのは大変そう。
 → 何が必要かは問い合わせたり検索すれば直ぐ分かります。 現地でレンタルも可能です。

(4)体力も専門スキルもありません。 もう若くない人でも良いのですか?
 → 女性や中高年スタッフも大勢います。 力仕事以外の作業も色々有るので、まずは問い合わせてみよう。

(5)どこに問い合わせればいいの?
 → 「東北 ボランティアセンター」などで検索してみましょう。色々出てきます。

(6)道具や衣類以外に何が必要?
 → 保険証は持って行きましょう。 ボランティア保険への加入も。 詳細は問い合わせを。

簡単にまとめてみました。
さらなる情報は現地のセンターに問い合わせるのが一番です。
また、所属している学校や企業がボランティア活動を行っているのであれば、それに参加するのも良いでしょう。


今度は有給休暇を利用して、もっと長期間活動に参加したいと思います。
みなさんもどうですか?




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