2011-05-13(Fri)

3D技術と新人 ~ゲーム業界の行く末~

どうもこんばんは。


そろそろ、研修で揉まれた新人社員達が現場に配属される頃でしょうか?
私の勤め先でも研修を終えた新人が何名かやってきます。

何名か・・・ 会社全体では数十人と言ったところですが、バブル絶頂期には、毎年百人以上も採用していたとか。
今では考えられない人数ですね。 それだけ会社も市場も急成長していたのでしょう。



さて、研修が終わったとは言え、今度は配属先で引き続き研修が行われます。
比較的簡単な業務を行いつつ、ツールの使い方や仕事のルールを学んだりする訳です。

もちろん、ゲーム業界特有の「暗部」もたっぷりと学習することになるでしょう。
この業界の酷さに気づくなら早いほうが良いです。 早いほうが人生設計の修正も容易です・・・


私はデザイナーなので、デザイン系の社員の指導を担当する事があります。
会社には独自の社員研修プログラムがありますが、それに加え、先輩社員独自のノウハウを注入する訳です。

デザイナーと言っても、実際は業務はかなり細分化されており、ひたすらイメージアートばかり描いている人、キャラや背景をモデリングする人、モーションを担当する人、UIなど2Dを担当する人など、実に様々です。
しかし、最初の研修では一通りやって貰う事になります。

AdobeやAutodesk系の製品であれば、社内にもユーザーは多いですし、参考書や関連Webも豊富なので指導も楽です。
しかし、エフェクトツールなど、市販されていないインハウスツールは指導が大変です。
使っている社員も少な目ですし、ちゃんとしたマニュアルやチュートリアルが用意されていない事も有ります。
この辺がしっかりしていると、会社にとって大きなプラスになると思うのですが、利益に直結しない事に関しては鈍いですね。


私が入社した頃の3Dと言えば、モデリングやマッピングなどの基本的な事以外は、頂点カラーやUV、LODの概念など、それほど覚えるべき事は無かったような気がします。

しかし、最近では法線マップなど新しい技術が大量に登場したので、教える方も、覚える方もかなり大変です。
実際にゲームで使用するかどうかはタイトル次第ですが、技術概要は把握しておく必要があります。



「3D」と言えば、最近はテレビ等でよく聞くキーワードです。
飛び出す眼鏡のように、映像が立体的に見えるという物で、ゲームだったら任天堂の3DSが話題ですね。

家電業界にとってもセールスポイントでして、テレビの場合、
「薄型液晶」→「フルHD」→「倍速補完」→「LED」とセールスポイントが変化してきて、今は「3D」という感じです。


ゲーム業界におけるセールスポイントも、
「バッテリーバックアップ」→「回転拡大縮小機能」→「CDドライブ」→「3Dポリゴン」→「モーションコントローラー」
といった感じで変化してきました。

その都度、「とりあえず拡大縮小させました」「とりあえずポリゴンにしてみました」等のように、
技術が先で中身が追いついていないタイトルが山のように登場した訳です。


で、今度は「3D映像」な訳ですが、モニターや3D眼鏡など、ハードウェア側の対応が必要だったりで、すぐさま普及という訳には行きません。
もちろんコスト面も課題です。 3DSは視野角の狭さに驚きました・・・

個人的には、斜陽のアーケードゲーム業界が3Dに活路を見いだそうとしているような気がします。
しかし、「3D」が標準的な技術として定着するのか、それとも単なる一過性の物で消える運命にあるのか、まだ分かりません。

個人的には新しい技術には大いに興味がありますし、停滞する業界を盛り上げてくれる起爆剤にもなって欲しいと思います。
来年発売予定のWii後継機との絡みで色々ありそうです。


3Dや業界の行く末は気になりますが、とりあえずは新人君達の指導を頑張ります。
それでは。


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プロフィール

Sonic478

Author:Sonic478
 
職業デザイナー
業種ゲーム業界
性別
年齢若者?若者!
趣味1旅行、情報発信、車、カメラ、ゲーム
趣味2ネコと遊ぶ、ニュースを見たり読んだり


業界関係者の視点から、業界の魅力・問題点など、色々紹介しようと思います。

メインサイトはこちらです。

TegeYoka.com


残業と休日出勤。
欧米メーカーの飛躍とアジア系メーカーの追い上げ。
悩みの多い日々ではありますが、日本のゲーム業界の飛躍を目指して頑張ります。

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