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2008-11-18(Tue)

リッジレーサー vs. グランツーリスモ

みなさんこんばんは。
ご覧いただきありがとうございます。

今回はタイトルにもある「グランツーリスモ」と「リッジレーサー」という二つのゲームを例にして記事を書いてみようと思います。



「グランツーリスモ(以下GT)」と「リッジレーサー(以下リッジ)」は、共に3DCGを駆使したレースゲームで、どちらも発表当時はユーザーやゲーム業界に大きな衝撃を与えた名作ゲームです。
「ゲームの歴史」という物をまとめたならば、間違いなく記述されるであろう、歴史的なビッグタイトルです。

ジャンルは似ているこの両タイトルでありますが、コンセプトで見てみると大きく異なる事が分かります。



どちらもリアルなグラフィックと3Dの視点で展開するレースゲームという点は共通しているのですが、大きく異なるのは挙動に関する部分です。

GTは徹底的にリアルさを追求したスタイルで、一方のリッジはリアルさよりも爽快感を追求したスタイルになっています。

GTの場合、シフトチェンジや荷重移動等、実車さながらに注意してプレイしないとまともに動かないくらい挙動にこだわっています。
車好き、それも実際に車を所有してサーキットに繰り出すような人に大好評です。

その一方で、リアル過ぎる故に、車は好きだが挙動云々までは興味が無い人や、何となく勢いで購入してみた人などには「難しすぎる」と不評です。
私の周りにも、話題に乗って購入してみたが、難しすぎてステージ1すらクリアせずに放置・・・という人も多い状態です。


逆にリッジの場合、リアルさよりも気持ちよさを徹底的に追求しており、鋭角なカーブの連続やヘアピンカーブなどを200km前後の高速で次々と曲がっていく事が可能です。
このドリフト走行はリッジの代名詞となり、一度マスターしたらその気持ちよさはやみつきになります。

が、その反面、挙動にこだわる人々からは不評を買っているのもまた事実です。
あんな高速で急カーブを曲がるなんて実車ではあり得ないという訳です。



この両者のコンセプトの違いは我々ゲーム業界においてもしばしば論争のネタとなります。
挙動にこだわる人はGTとそのシステムを、遊びにこだわる人はリッジとそのシステムを推すという訳です。
リアルであるべきだ、遊びを重視するべきだと議論を重ね、結局、半分けんか別れのような感じでうやむやになってしまうのですが、そんな光景を見る度に悲しくなってしまいます。

なぜかと言いますと、彼らは「どちらが好きか」ではなく「レースゲームとして正しいのはどちらか」という事を議論しているからです。

挙動をリアルにするか遊びを重視するかとか、そのどちらを面白いと感じるかというのは、作り手やユーザーの考え方や好みの問題であり、そもそもどちらが正しいかなど決められる問題ではないと思います。

車好きもうなるようなリアルさだからこそグランツーリスモとしての面白さがある訳ですし、一方で爽快なドリフトを繰り出せるシステムだからこそリッジレーサーな訳です。
これが逆だったとしたら、もはやGTでもリッジでも無いと言えるでしょう。

以前、同僚とゲームセンターに遊びに行った時、レースゲーム「イニシャルD」を眺めていた同僚が「あんな高速でカーブを曲がれるわけ無いじゃん!」とか言ったので、思わず「たわけっ!」とばかりに頭にチョップを食らわせ・・・・はしませんでしたが、なんと頭の固い事か!

彼に言わせると「少なくとも実車を使用しているレースゲームは、全てGTの様なリアルな挙動であるべきだ。」という事らしいです。
ならば「アウトランやセガラリーなどもGT風のリアルな挙動にしたら、あの面白さが出せるのか?」と小一時間くらい問い詰め・・・はしませんでしたが、もちろん否でしょう。



例えばアクションゲームにおいて、物理法則とかを超リアルに再現したらどうなるでしょうか?
主人公は1メーターもジャンプできないし、少しでも高いところから飛び降りたら捻挫・骨折をしてゲーム進行不可能に。 このシステムではマリオやソニックは作れません。
あ、「スペランカー」なら大丈夫ですね、はい。

その一方で、リアルさを追求して面白さに繋げた「プリンスオブペルシャ」の様なゲームもあります。
つまり、ゲームにはそれぞれ適したシステムというものがあり、その都度どんなシステムが適しているのかを柔軟に考える必要があります。

車や飛行機を操るゲームだからといって、無理に物理法則や空力をリアルに再現する必要はないと思います。
他がやっているからという理由で追従すると、本来持っていたはずのそのゲームの持ち味を見失ってしまうかもしれません。

GTやリッジには、これからもそれぞれの持ち味を追求してもらいたいですね。


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Sonic478

Author:Sonic478
 
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業種ゲーム業界
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趣味1旅行、情報発信、車、カメラ、ゲーム
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業界関係者の視点から、業界の魅力・問題点など、色々紹介しようと思います。

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残業と休日出勤。
欧米メーカーの飛躍とアジア系メーカーの追い上げ。
悩みの多い日々ではありますが、日本のゲーム業界の飛躍を目指して頑張ります。

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