2010-03-16(Tue)

児童ポルノ規制とゲーム業界

こんばんは。


先日のニュースにて、東京都が「ゲーム・アニメ・漫画に登場する18歳未満と判断される架空の人物の性描写を規制対象にする、青少年健全育成条例の改正案を都議会に提出している」との記事を読みました。

ゲーム業界にも性描写に関する決まり事がありまして、一般には「レーティング」と呼ばれています。
「全年齢対象」の「A」から、「18歳以上のみ対象」の「Z」まで5段階あります。

性描写と言っても「下着の露出」から「直接的な性行為」まで幅広く、ビジュアルによる直接的な表現だけではなく、それを連想させる表現も含まれます。 言葉による表現もそうですね。

業界による規制だけではなく、各メーカー独自のガイドラインもあると思われます。
私の会社にもありますが、いかなる理由であっても、性行為を描画する事は禁止されています。
これはおそらく他のメーカーでも同様でしょう。


ちなみに、レーティングは性描写だけではなく、暴力的な表現も対象となります。
敵を撃ったり殴ったりするガンシューティングゲームやアクションゲームなどが問題になる事が多いですね。



私は一般的な(?)ゲームメーカーに勤めているので、極端な性描写・暴力的な描写をするゲームに携わる事はほぼありません。
(過去にガンシューティングゲームを作る際に苦労したことはありますが。)

しかし、みなさんもご存じのように、最近のゲームキャラは露出度が高いものが増えている、というかそれが当たり前になっています。

今思えば「あのゲームが発端ではないか?」と思うこともありますが、多くのユーザーの趣向もそういう流れになっているので、作らないわけにはいきません。


露出度の高いキャラばかりで、それらを3D空間で動かすとなると、色々問題が出てきます。
そう、下着などの露出の問題です。 
二次元のゲームならごまかしようもあるでしょうが、カメラ自由に動かせる三次元空間ではそれも不可能です。

同僚のモーショナーは、「いかに露出させずにモーションを付けるか」という課題でいつも苦労しています。
スカートを無理矢理固定すれば隠すことはできますが、リアルさが求められる昨今のゲームにおいて、不自然に見えないようにするためには動かさないわけにはいきません。

モーショナーだけでなく、カメラを付けるデザイナーも苦労しているようですね。



このように、性や暴力の表現は注意と苦労が付きまといますが、個人的に注意すべきだと思うのは宗教に絡む表現です。

日本という国は、もはや独自の文化が崩壊しているほど和洋折衷なんでも有りな状態だと思いますが、宗教に関しても同様で、あまり堅苦しい縛りも無いように思えます。

しかし、ひとたび国外に出るとそうでもないらしく、ゲーム内で宗教的な表現を気軽にやると問題になる事があります。
過去、宗教的表現を用いたために回収されたゲームも・・・・


法律や他社の特許に抵触していないかどうかは法務部などに問い合わせれば事前に確認が可能です。
しかし、文化的・宗教的な事に関しては、詳しい知識を持ち合わせた人がほとんどおらず、問題があっても発売前に是正することが難しい状況です。

海外市場に打って出ることが必須となった昨今、この様な状態では大きなリスクを抱え込んでいるようなものではないでしょうか。


海外旅行に行ってみたり、現地の人と親しくなったりすると、知識を深める助けになるかもしれませんね。


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趣味1旅行、情報発信、車、カメラ、ゲーム
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業界関係者の視点から、業界の魅力・問題点など、色々紹介しようと思います。

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残業と休日出勤。
欧米メーカーの飛躍とアジア系メーカーの追い上げ。
悩みの多い日々ではありますが、日本のゲーム業界の飛躍を目指して頑張ります。

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