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2010-02-15(Mon)

著作権法でゲームを考えてみる その1

こんばんは。

現在、著作権の勉強をしておりまして、昨日「ビジネス著作権検定」を受験してきました。
準備不足を痛感しましたが、無事合格していると良いのですが・・・



さて、せっかくなので、著作権法を踏まえてゲームとゲーム業界を見つめ直してみました。

そもそも、著作権法で保護される「著作物」とは何かというと、簡単に言うと
「思想または感情を創作的に表現したもの」であるとされています。

つまり、子供が五分で描いた落書きであっても、創作活動により生み出された物である以上、
それは著作物であり、著作権で保護されるという事になります。


ちなみに、我々が作っているゲームは基本的に「映画の著作物」に含まれ、作り始めた瞬間から保護の対象となり、
特許権などと違って申請して認められる必要はありません。
また、保護期限は原則として公表した翌年から70年間となっています。



学ぶべき事は多いのですが、参考書に記されていたゲーム関連の例題で、大変興味深い物があったのでご紹介しましょう。

著作権の考え方として適切な物を選ぶ問いだったのですが、その選択肢の一つに、以下のような物がありました。

-------------------------------------------------------

~ レーシングゲームの制作にあたり、自動車メーカーBが大量生産している車の外観形状を、
許諾を得ずにゲームに使用した場合、著作権法上問題になる。
(ビジネス著作権検定合格テキスト 116ページより抜粋・引用)


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我々ゲーム業界の人間にとって、非常に興味のある例題ですね。
そして、この選択肢が正しいかどうかですが、

-------------------------------------------------------

~ 自動車メーカーが大量生産している車の外観形状は、大量生産されている工業製品であり、著作物ではないと解される。
よって、これをゲームに使用しても著作権法上は問題とならないと解され ~
(ビジネス著作権検定合格テキスト 117ページより抜粋・引用)


-------------------------------------------------------

なんと、著作権法上は問題が無いという事です。

私もレースゲーム、それも実車が実名で登場するレースゲームの制作に携わった事があります。
その際に痛感したのですが、この手のゲームは車好きが喜ぶ車種を如何に網羅するかがポイントの一つです。

ほとんどのメーカーは使用を許諾してくれるのですが、使用にあたっては厳しい注文を付けられることが多いです。
業務に関わる事なので詳しくは書けませんが、許可を得たからと言って好きに使えるというものではありません。


使用にあたって注意が必要ならともかく、そもそも許可を得るのが極めて困難なメーカーも存在します。
皆さんもよくご存じかと思いますが、例えばポルシェやフェラーリ等がそうです。

これらのメーカーは多くの車好きにとって憧れの一つであり、そのメーカーの車種が収録されるとなれば、そのゲームにとって大きなセールスポイントになり得ます。

が、タイミングにも依りますが、他のメーカーが独占契約していたり等の理由で、簡単には権利を獲得できません。



しかし、この例題を見る限りでは、許諾を得なくてもゲームに収録すること自体は問題が無さそうです。

もっとも、あくまで「外観形状」となっているので、例えば車種選択時に具体的な車名やメーカー名を表示したり、メーカーや車のエンブレムなどを使用した場合は「商標権」などの侵害になるかもしれません。

また、カスタム機能を搭載し、車に改造を加えたり、或いは物理計算などでクラッシュ時に変形させたりした場合、今度は「同一性保持権」の侵害になる可能性も有ります。

そもそも、国内市場だけでなく、海外においても通用するかどうかも不明です。


これらのことを考えると、街中を走っている車として使用するとかはともかく、レースゲームでプレイヤーが選択できる車として使用する場合、やはり許諾を得るのがベストと言えるような気がしますね。



ちなみに、工業製品である自動車は著作物ではなく、著作権で保護されないとしても、自動車その物が何も保護されないという訳ではありません。

著作権以外にも法律は色々有り、例えば「特許権」「実用新案権」「意匠権」「商標権」などで保護されます。
著作権と違い、申請して認められる必要があるのが特徴です。


・・・我々労働者を保護する法律も色々ありますが、会社側は知っていて無視しているケースが多く、
逆に労働者側は、知らないために主張もしない、というケースが多いのが現状です。

どうにかしないといけませんな。


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趣味2ネコと遊ぶ、ニュースを見たり読んだり


業界関係者の視点から、業界の魅力・問題点など、色々紹介しようと思います。

メインサイトはこちらです。

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残業と休日出勤。
欧米メーカーの飛躍とアジア系メーカーの追い上げ。
悩みの多い日々ではありますが、日本のゲーム業界の飛躍を目指して頑張ります。

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