2009-12-11(Fri)

漫画・アニメのゲーム化

こんばんは。


最近、人気漫画のゲーム化に携わる機会がありました。
こういったプロジェクトに携わった事は過去に何度か有りますが、やはりオリジナルゲームを作るときとは違った楽しさ・苦労が有ります。



私が定期的に購読している漫画雑誌は「モーニング」、時々読んでいるのが「週刊少年マガジン」、動向をチェックしているのは「週刊ジャンプ」「週刊サンデー」等です。

それぞれ特徴がありまして、例えば「サラリーマン向け」と呼ばれるモーニングでは、「サラリーマン」「受験」「転職」「法律」「ワイン」「OL」「医療業界」「歌舞伎」など、少年誌に比べると難しいテーマの作品が多いです。

一方で、「ジャンプ」や「マガジン」は熱い冒険活劇やスポーツ系の漫画が多く、割とゲーム化しやすい題材が多いようです。


これらの雑誌をチェックしていると、ゲーム化すると面白そうな作品が多いですね。
というか、明らかにゲーム化される事を前提に描かれたような作品もたまにあります。

キャラが立っていて、アクションゲームやシューティングゲームにしやすい内容の漫画はゲーム化に際して話が早いですね。



最近は、いかなるジャンルであれ、「キャラと声優とムービー」が求められるような時代です。
戦略シミュレーションゲームにすら萌え要素が求められる(作り手側から売り込んでいるのかもしれませんが)時代です。


毎回オリジナルキャラを考えるのは非情に大変で、それを考えると漫画などをゲーム化するのは、ある意味では楽と言えます。

が、世界観が確立された漫画などを、全く異なる媒体に持ってくると言うのも、それはそれで大変です。

原作が完結していない場合、ゲーム内での物語の終わりをどうするかは悩むところです。
オリジナル要素を付け加える場合も、下手な事をすると原作の世界観を崩してしまいます。


また、漫画やアニメは、ユーザーは読んだり見たりするだけで、自分の意志を介入させる余地がありません。
しかし、ゲームになると今度はユーザー自身の手で物語を進める事になります。
冒険漫画だからアクションかロープレという発想は簡単ですが、そこから先が難題です。



過去の経験から言うと、漫画やアニメがゲーム化される場合、必ずしもその作品のファンであるスタッフが携わる訳ではなく、全く興味が無い人が携わる事も多いです。

原作に対する愛着もなければ、漫画・アニメのゲーム化に関するノウハウが無い所がやると不幸な結果になる場合も・・・

ただ、原作のファンが喜ぶつぼを熟知しているスタッフも重要ですが、希に暴走してしまうので、冷静にビジネスの観点からの判断が出来るスタッフも必要だと感じました。


原作のキャラや世界観が確立されているだけに、ゲーム化に際して我々ができる事はある意味で制限されますが、紙媒体だったものを三次元空間に起こして動かすというのも楽しいものです。

機会があれば,是非一度やってみてほしいです。


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Sonic478

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業種ゲーム業界
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趣味1旅行、情報発信、車、カメラ、ゲーム
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業界関係者の視点から、業界の魅力・問題点など、色々紹介しようと思います。

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欧米メーカーの飛躍とアジア系メーカーの追い上げ。
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