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2009-06-16(Tue)

国立メディア芸術総合センター

こんばんは。

先日、新聞を読んでいたら「国立メディア芸術総合センター」に関する記事が目にとまりました。

この「国立メディア芸術総合センター」が何かと言いますと、漫画・アニメ・ゲームなどのいわゆる日本名物「オタク文化」に関する複合施設の事です。

資料によれば、

■アニメ・漫画・ゲーム・デジタルアート関連の資料を展示。
■4~5階建て、一万平方メートル程度。
■展示室、映像ホール、資料室、研修室、ショップ、レストランなどを備える。
■建設費用は約117億円。
■年間維持費予想は3億5千万円。
■建設予定地はお台場。
■開設時期は2011を予定。

といった内容です。


政府が建設計画を推進しているこの国立メディア芸術総合センターですが、目的はともかく、117億円という巨額の建設費や、白紙に等しい維持計画など(現状では国の補助なしでは維持不可能との事)、野党のみならず、与党内部からも非難にさらされているとの事です。

お台場はある意味で不景気の象徴のような場所でもあるので、ここはしっかりとした計画の元でやって欲しいものですね。




この施設が完成にこぎ着けられるかは微妙なところですが、アニメやゲームなどのメディアに注目が集まるのは嬉しいというか大いに期待したいところです。

「既に注目度は高いのではないか?」 そう思う方も多いかもしれません。
しかし、私が言う「注目」とは、個々の作品に対するものではなく、それを造っているスタッフや、その労働環境に関しての注目です。


もう何度も書いてきましたが、今や日本を代表する産業となったゲームやアニメ制作に従事する人々は、ほぼ例外なく過酷な労働環境で搾取され続けています。


また、「大手アニメ制作会社」に勤める友人は、毎月300時間以上働きながらも月給4万円という過酷な日々を送っています。
「手取り」じゃないですよ、「総額」が4万円ですからね。 雇用契約書すらないそうですが・・・


ゲーム業界で働く者として、業界や会社の文句などはあまり言いたくありません。
が、自分の仕事が好きだからこそ文句を言っていると思っていただきたい。




そういった意味からも、もし「国立メディア芸術総合センター」が完成するならば、単に作品を見て終わる施設ではなく、それを造る産業自体にスポットが当たるような内容にして欲しいですね。

私の世代が現場で残業しながら働くのも後10年くらいが限界かもしれませんが、開発を引き継ぐ次の世代が育ってくれないことには業界は潰れてしまいます。

その為には、まずは業界に興味を持って貰う事と、そこで働いてみたいと思わせるような労働環境の整備が必須です。


近年、日本のお家芸であったゲーム・アニメ業界も韓国や台湾勢の追い上げが凄まじいです。

TGS(東京ゲームショー)などでは外国メーカーが集まるブースがありまして、北米系のメーカーに加え、台湾パビリオンや韓国(ソウル)パビリオンなどが有り、様々なメーカーがブースを構えています。

それらのブースでゲームを遊んでみると、荒削りなゲームも多いのですが、中には非常にクオリティーの高いゲームもありまして、正直5年後、10年後が怖いです。

既にネットゲームでは韓国勢が遥か先に行っておりますし、いわゆる「萌え絵」に関しても、最近は日本製と区別の付かないクオリティーの物が増えてきました。


なにより、中国を含めた近隣諸国の関連産業は国が力を入れている場合が多く、かなり気合いが入っている印象があります。

全体で見れば活気があるように見えるが、実は土台が貧弱な日本のゲーム・アニメ産業が戦っていけるのか不安に感じます。




国立メディア芸術総合センターを造るのは結構というか大いに頑張って欲しいですが、産業育成にも予算を割いて欲しいと思います。

おお~っと、その際は予算の使い方はしっかりとやってほしいですね。
考えなしに予算を投入しても、末端の人々には行き届かないのは目に見えていますので。


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プロフィール

Sonic478

Author:Sonic478
 
職業デザイナー
業種ゲーム業界
性別
年齢若者?若者!
趣味1旅行、情報発信、車、カメラ、ゲーム
趣味2ネコと遊ぶ、ニュースを見たり読んだり


業界関係者の視点から、業界の魅力・問題点など、色々紹介しようと思います。

メインサイトはこちらです。

TegeYoka.com


残業と休日出勤。
欧米メーカーの飛躍とアジア系メーカーの追い上げ。
悩みの多い日々ではありますが、日本のゲーム業界の飛躍を目指して頑張ります。

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