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2009-06-06(Sat)

京都の名所と守備範囲

こんにちは。

ここ数日、帰宅後にブログを更新しようと思ったら力尽きる、そんな日が続いておりました。 
ジョギングなどで体力造りには励んでいるつもりなのですが、疲れが溜まっているのでしょうか?



さて、以前京都に旅行に行った時の事をお話しします。


ご存じの通り、京都は世界的な観光都市で、国内外から多数の観光客が訪れます。
多種多様な観光名所がありますが、その中心は神社仏閣で、世界遺産や重要文化財など、その数実に一千以上あると言われています。

清水寺や金閣寺など、世界的に有名な観光名所はともかく、残りの多くは規模が小さかったり、マイナーだったりして、ガイドブックにも載っていない場合も多いです。
そういった施設は恐らく訪れる観光客もあまりいないでしょう。


タクシーを借り切って観光している時に、その辺の事を踏まえて運転手さんに「やはりほとんどのお客は有名な観光名所を指定するのか?」と聞いてみました。

すると、「確かに有名どころに行く客は多いが、マイナーな場所を指定してくるお客も結構多い」との答えが返ってきました。


どういう事かと聞いてみると、あまり京都に来た事のないお客は清水寺などの有名な場所を指定してくるが、何度も京都に来ているようなベテラン(?)のお客や、口コミなどで知る人ぞ知る名所を調べてきたお客は、ガイドブックには載っていないか、載っていても文章のみでの紹介しかされていないような場所を指定してくるのだそうです。

一千以上もある観光施設の中で、ガイドブックにも載っていないような場所をお客が指定してくる可能性は十分有るという訳です。

そんな時、タクシーの運転手が一々地図を広げて確認したり、カーナビでセットしたり、或いは「何処にあるか分かりません」等と応える訳にはいきません。

その運転手さんによれば、どんな場所を指定されても一発で案内できるように、常日頃から観光地に関する勉強をしていそうです。



その話を聞いて、なんとまあタクシー運転手の鏡の様な人だと感心した一方、あらゆるお客のあらゆるニーズに応えるのは、やはり一筋縄ではいかない大変な事だと思いました。


私はこれまでの仕事の中で様々なジャンル・内容のゲーム制作に携わってきました。
その中に、実在する人物・兵器・乗り物(車など)が登場するゲームもありました。
実在のものが登場する事を売りにしているゲームは、基本的にリアル指向のゲームが多いです。


そういうゲームでは、登場する人物や乗り物の名称や能力(性能)などの正確さはもちろん、どれだけの種類を収録できるかも重要だったりします。

例えば、野球ゲームだったらレギュラー(一軍)選手とホーム球場を、歴史ゲームだったら有名な武将や兵器を収録するのは当然で、どこのメーカーもやっています。

ここから他社製品との差別化を図る方法の一つが、それ以外のものまで、いかに多くの種類を収録できるかという訳です。



しかし、それはまさに「言うは易く行うは難し」と言えます。

何故かと言いますと、スポーツ選手・自動車・軍事兵器・武将、そのどれもが数(種類)が非常に多く、有名どころだけをピックアップしてもとんでもない数になります。

ゲームに収録するという事は、すなわち3Dモデルを造り、テクスチャーを貼り、モーションを付けて、場合によっては声優を当てて音声を収録したりしなければなりません。
その作業を行うには、相応のスタッフ・制作時間・予算が必要になります。
それを考えると、有名どころだけでも大変なのに、マイナーなものまで収録しようとしたら大変です。


マイナーなものまでカバーすればゲームのボリュームがアップし、幅広い(マニアックな)ユーザーにもアピールできる可能性が高いです。
レースゲームにしろ歴史系ゲームにしろ、予算と時間と人員が許せば、メジャーなものからマイナーなものまで全て収録できれば良いに決まっています。

しかし、その一方で、ほとんどのユーザーはメジャーな物が収録されていれば満足してくれる場合が多く、逆に頑張って(予算や期間を費やして)マイナーなものを収録しても、費用対効果は良くない場合が多い気がします。
そこで費用対効果を見定めつつ、ある程度マイナーなものは切り捨てる必要があります。


時々、個人的に一押しのものを収録するために、プランナーや上司と激しくバトルしたり、サービス残業を自らやってまでデータを作成する人も居ますね。
ある意味、ゲームを支えているのはマニアな制作者なのかもしれません。



このように、あらゆるユーザーを満足させるボリュームのゲームを造る事は非常に困難な訳です。
それを考えると、前述のタクシーの運転手さんの様に、お客の様々なニーズに応えるべく、京都中の観光名所をメジャーなものからマイナーなものまで覚えたという人は凄いと思います。


観光目的で訪れた京都ですが、意外なところで仕事に対する刺激を受けました。


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プロフィール

Sonic478

Author:Sonic478
 
職業デザイナー
業種ゲーム業界
性別
年齢若者?若者!
趣味1旅行、情報発信、車、カメラ、ゲーム
趣味2ネコと遊ぶ、ニュースを見たり読んだり


業界関係者の視点から、業界の魅力・問題点など、色々紹介しようと思います。

メインサイトはこちらです。

TegeYoka.com


残業と休日出勤。
欧米メーカーの飛躍とアジア系メーカーの追い上げ。
悩みの多い日々ではありますが、日本のゲーム業界の飛躍を目指して頑張ります。

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