2009-06-02(Tue)

ゲームを学ぶならどの学校か?

こんばんは。

しばらくブログをお休みしていましたが、ちょっと所用で関西の方へ行っていました。
用事も終わりましたので、またよろしくお願いします。



関西方面へは新幹線で移動したのですが、途中の名古屋駅を通過する際に、車窓から巨大な高層ビルが見えました。

名古屋駅周辺の高層ビルと言えば「JRセントラルタワーズ」が有名ですが、それ以上に目に付いたのは、ズバリこのビルです。

hal_001.jpg

なんともインパクトのあるデザインですね。
個人的には上海やドバイあたりが似合いそうなデザインだと思います。


このビルは何のビルかというと、実はとある専門学校の校舎でして、その名も「スパイラルタワーズ」との事。
このすぐ近くにある「JRセントラルタワーズ」は駅ビルとしては世界一高いビルとの事ですが、この校舎も教育機関のビルとしては世界有数の規模ではないでしょうか?

噂には聞いていましたが、実際に見てみるとインパクトは抜群ですね。



このビルに入居している専門学校にはゲーム関連の学科があるようです。
公式サイトを見てみると、色々興味深い学校ですね。

私はOBでもなければ関係者でもないので、この学校の善し悪しは分かりません。
が、とりあえず日当たりと校舎からの眺めが良さそうなのはうらやましいですね。

職場(教室)の日当たりですが、意外と重要だと思います。
日光が差し込まず、よどんだ空気が立ちこめる職場で働くと、気が滅入りそうになりますよ。

また、眺めが良いと息抜きにもってこいです。
何をストレスと感じ、何を息抜きと捉えているかは人それぞれだと思いますが、景色を眺める事は良い息抜きになると思います。



さて、少子化で子供の数が少なくなり、大学もゲーム学科を設置して「ゲーム教育(?)」に続々と参入している現在、各学校とも生徒の確保にしのぎを削っているのではないかと思われます。
資金源である生徒が入学してくれない事には、学校といえども潰れてしまいます。


そこで学校はカリキュラムや機材を整備したり、ゲームメーカーやクリエイターと提携したり等、色々工夫を凝らしているのだと思います。

多くの商売において、複数の企業がしのぎを削る状態では、消費者にとっては良い物が安く手に入る傾向にあるので、一般的には良い事ではないかと思います。



ただ、こうした生徒獲得競争に関して、時々不安に思う事があります。

色々な学校のパンフレットやWebサイトを見ると、多くの学校が有名なクリエイターの特別講演を開催したり、モーションキャプチャーシステムを導入したりしています。

私はこの辺に不安を感じます。 それは何故か?
・・・・ここからは、あくまで私個人の意見として読んでください。 そう、私の独り言です。


有名なプロデューサー(プロデューサー兼社長だったりする事もありますが)を招いて講演をしたりする事は良いと思います。
何らかの刺激を受ければその後の学習意欲も沸くというものです。

しかし、これまでの経験上、そういった肩書きの人は既に第一線から退いて久しい場合が多いです。
私の周りでは、プロデューサーや部長職の人が開発に携わっていたのは10年以上前とかいうケースが多いです。

なので、例え無名でも、今現在第一線でバリバリ絵を描いたりプログラムを組んだり、残業したりフォーラムや参考書を読みあさって居るような人に指導してもらえる機会を増やした方が学生のためになるような気がするのです。

そういった人達の方が、近い将来ゲーム業界に飛び込む事になる学生達により役立つ事を指導できそうな気がします。
プログラムの考え方、グラフィックの描き方をはじめ、疲労やストレスとの付き合い方等々、現場でボロ雑巾の様に働いているスタッフしか教えられない事は山ほど有るはずです。


有名クリエイターと違い、末端の無名クリエイターだとインパクトが無く、学生にとっても物足りないかもしれません。
しかしご安心を。 実際にゲームを造っているのはそんな無名クリエイター達です。 そう、例えば私とか!



機材などに関しても同様で、例えばモーションキャプチャーシステムは派手で興味深いかもしれません。
しかし、こんなに高くて場所を取るシステムを自前で持っている会社などほとんど無いはずです。
私の勤め先にも一応有るはず・・・ですが、そうそう頻繁に使用している訳ではありません。

この機材を導入している学校がどの様にカリキュラムに組み込んでいるのかは不明ですが、仮にモーションキャプチャーシステムの学習ばかりして卒業したら、一体どこに就職するのか?
非常に謎、というか不安です。


もちろん、モーションキャプチャーシステムを知っていたりさわれたりする事は無駄ではなく、むしろチャンスがあったらどんどん触れて欲しいです。

が、別に学生時代に無理してさわる必要があるとも思えません。
それを目的にするくらいだったら、手作りモーションをたくさん造って腕を磨いた方が良いのでは?

例えば、ゲーム業界のモーションデザイナーであれば頻繁に造る事になるであろう「剣を振る」「ジャンプする」「馬が走る」等の定番モーションが色々あります。
これらを誰よりも上手く作れる様になっていたら就職に強いと思いますよ。


以上、独り言終わり!



専門学校(それ以外の無認可校も含めて)だけでなく、各地の大学もゲーム関連の学科を設置し始め、これから業界を目指す学生さんたちには多くの選択肢があります。
どこで何を学ぶのが自分にとってベストなのか、じっくり考えてください。

基本的に多くの人が親のすねをかじる事になるずです。(私もそうでした)
学生最後の数年間の時間と、数百万円の学費はとんでもなく重要かつ大きい意味を持ちます。
しっかり選んで学び、就職を勝ち取ってください。

ちなみに、ゲームとは全く関係無い学校・学部で学ぶというのも正解の一つだと私は思います。
むしろそちらの方が良い場合もあるかもしれませんよ?


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Sonic478

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職業デザイナー
業種ゲーム業界
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趣味1旅行、情報発信、車、カメラ、ゲーム
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業界関係者の視点から、業界の魅力・問題点など、色々紹介しようと思います。

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残業と休日出勤。
欧米メーカーの飛躍とアジア系メーカーの追い上げ。
悩みの多い日々ではありますが、日本のゲーム業界の飛躍を目指して頑張ります。

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