2017-08-31(Thu)

待ちに待った今夏最初のアルプスは立山・剱!

こんばんは。

まもなく夏も終わろうとしていますが、ようやく今年の夏山シーズン一回目のアルプス登山を実現できました。
今年は去年以上に天候に恵まれず、結局梅雨は明けずに、夏を飛ばして秋になってしまいました。

今年はもうダメかと思っていた先日、ようやく晴れてくれたので、急遽北アルプスに行ってきました。
「急遽」とは言っても、先月から荷造りをしていつでも出撃できる状態だったのですが。


今回の目的地は立山連峰の「剱岳(つるぎだけ・2999m)」。 
国内屈指の名峰であり、高難易度の山として知られる剱岳です。
合わせて立山三山の縦走も行い、晴天の元で最高の山旅を堪能することが出来ました。


【今回の日程】
(1日目)
東京駅 ~ 立山室堂(北陸新幹線・富山地鉄・立山アルペンルート)
立山室堂 ~ 剱御前小屋 → 剣山荘(泊)

(2日目)
剣山荘 ~ 剱岳 ~ 剣山荘
剣山荘 ~ 剱御前小屋 ~ 別山 ~ 真砂岳 ~ 富士ノ折立 ~ 大汝山 ~ 雄山 ~ 立山室堂
立山室堂 ~ 東京駅(北陸新幹線・富山地鉄・立山アルペンルート)

【今回のコースタイム】
室堂 ~ 剱御前小屋 : 110分
剱御前小屋 ~ 剣山荘 : 60分

剣山荘 ~ 剱岳頂上 : 120分
剱岳頂上 ~  剣山荘 : 110分
剣山荘 ~  剱御前小屋 : 50分
釼御前小屋 ~  別山 : 30分
別山 ~ 内蔵助山荘 ~ 雄山 ~ 一ノ越 ~ 室堂 : 220分



登山_剱岳_01_001

剱岳へ行く方法はいくつか有りますが、今回は北陸新幹線を利用してみました。
夜行バスと比べると出費が大きく、スタート時刻が遅くなると言うデメリットは有りますが、
狭くて寝られない夜行バスが苦手な私にとっては、広くて快適な新幹線はとてもありがたい存在です。
E7系新幹線に乗車するのは初めてでしたが、とても格好良くて素敵ですね。



登山_剱岳_01_002

富山駅からは富山地方鉄道等を乗り継ぎ、立山室堂まではおよそ2時間程の旅となります。
いかにもなローカル路線ですが、観光需要が高いため、 なんとダブルデッカー車両が有りました。



登山_剱岳_01_003

やってきました「立山室堂」。 上高地や千畳敷カールと並ぶ、国内屈指の高原リゾート地です。
3000m級の山に囲まれた素晴らしい景色! 天気も最高で、早くもテンションはマックス状態です。


登山_剱岳_01_004

途中で「雷鳥沢キャンプ場」を通るのですが、とにかく展望が素晴らしい場所です。
近隣には外来入浴可能な温泉も有り、ここでのんびり過ごすだけでも楽しいでしょうね。



登山_剱岳_01_005

雷鳥沢キャンプ場から先は「雷鳥坂」という急登が続くのですが、これがくせ者で、かなり疲れました。
しかし、それを越えると目の前に剱岳の勇姿が飛び込んできて、思わず身震いすると同時に感動!
明日はあの頂に挑むわけですが、いよいよこの時がやってきたのかと感慨深いですね。



本日の宿「剣山荘」は、このエリアでは最も剱岳に近い小屋として知られています。

登山_剱岳_01_006

登山_剱岳_01_007

建物はとても綺麗でスタッフの対応も丁寧。 食事も美味しく、なにより温水シャワーを無料で使用できるのが嬉しいです。
数年前の資料だと夕食はトンカツがメインだったのですが、現在はハンバーグや海老フライの様ですね。
剱岳アタックの拠点として申し分ない宿でした。


ところで、明日はいよいよ剱岳の頂上ヘアタックする日なのですが、ここで予定を少し変更する事にしました。
当初は明日は剱岳のみに登頂し、その後室堂周辺で一泊し、翌日立山三山を縦走して帰宅する予定でした。
しかし、ここにきて翌々日の予報が悪化し、雨はともかく展望が期待できない状況になってきたのです。

また、登頂予定日が平日の月曜であるにも関わらず、予想以上に小屋の宿泊客が多く、
近隣の小屋やキャンプ場の宿泊客も考慮すると、当日は200名程が剱岳へ登ると予想されました。
剱岳は人気が高い故に渋滞が発生することが多く、時には登頂を諦めて下山する人も出る程です。

これらの点を考慮し、明日は夜明け前から行動を開始し、剱岳の後にそのまま立山三山を縦走し、その日のうちに帰宅する事にしました。 かなりの強行軍となりますが、この日の為に準備してきたので行けると判断しました。



登山_剱岳_01_008

いよいよアタック当日となりました。
3時に起床し、事前に受け取っていた弁当を食べ、3時40分に出発! 当然ですがまだ真夜中です。



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丹沢や富士山以来、久々のナイトハイクです。 登山道は空いているし涼しいのでとても快適です。
後ろを振り返ると、剱澤小屋や近隣のキャンプ場から点々とヘッドライトの明かりが続いていました。
早立ちする人がそろそろ動き始めたようですね。



剱岳には数え切れない程の鎖場が有るのですが、なかでも主要な場所には番号が振られています。
ここは5番鎖場で、この辺から難易度が急激に高くなるので、特に悪天候時は注意してください。

登山_剱岳_01_010

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細い鉄製の橋を渡り、切れ落ちた断崖絶壁の岩棚をトラバースします。
この場所に限った話ではありませんが、剱岳の難所は転落が死に直結する場所ばかりなので気を抜けません。



登山_剱岳_01_012

ぼちぼち夜が明けてきてヘッドライトは不要となりました。
目の前には素敵な断崖絶壁が聳えていますが、剱岳においてはまだ易しい方ですね。



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ここは「平蔵の頭」と呼ばれる難所で、7番目の鎖場となります。
ここに至っては足がかりとなる様な窪みすら無く、鎖と鉄杭に頼るしか有りません。



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平蔵の頭を越えるとすぐさま下るのですが、下った先は深く切れ落ちた谷になっていて迫力が有ります。
万が一転落したら即死。 もし助かっても谷に転落して何百メートル滑落するのか想像も付きません。
人によっては最も恐怖を感じる場所かもしれませんね。


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この絶壁を下ってきました。 まさしく垂直の断崖絶壁で、岩稜地帯が好きな人にはたまらない場所です。



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直ぐ隣に有る鎖は下山専用ルートです。
槍ヶ岳同様、剱岳も核心部は登りルートと下りルートが別に用意されています。


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「登山道」とはいえど、どう見ても「道」ではなく「壁」ですな。



ついに9番目の鎖場、通称「カニのたてばい」にやってきました。 

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30m程でしょうか、切り立った断崖絶壁を登ります。 頂上直下の最後の難所ですね。
こうして見るとさすがに迫力が有りますが、同時に問題無く通過できると確信を持てました。
この日の為に色々経験を積んできた甲斐が有ったという物です。

なお、ここは名所や難所で有ると同時に、渋滞が発生する場所としても有名です。
場合によっては数時間も待たされる事が有るので、やはり空いている早朝に行くに限りますね。



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カニのタテバイの構造を簡単に説明すると、最初に少し横に移動し、その後ひたすら垂直に登り、
最後に再び横に移動します。 7割ほど登った辺りの足がかりが乏しいので注意してください。



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カニのタテバイは登り最後の難所ですが、それを越えてもしばらく急登が続きます。



ついに「剱岳(つるぎだけ・2999m)」の頂上に到着!  剣山荘からはほぼ2時間でした。

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いや~、さすがの大展望ですね。 歯応えの有るルートだったので感無量です。



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この日の早朝は高度5000m付近に雲がありましたが、山脈付近に雲は無く、空気も澄んでいて展望は最高です。
周辺の北アルプスはもちろん、遠く南アルプスや八ヶ岳連峰、富士山など全ての山が見渡せました。
ここまで遠くまで見渡せる機会はそうそう無いと思います。
今年最初のアルプス、そして人生で最初の剱岳が展望に恵まれて嬉しいですね。



名残惜しいですが山頂を後にして下山開始です。
すぐさま10番目の鎖場、通称「カニのよこばい」が出現しますが、ここも有名な難所ですね。

少し見にくいですが足下にある赤い矢印の下に窪みが有るので、そこに足を入れて体を支えます。
上からは全く足場が見えず、転落したら間違いなく即死なので慎重に。

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鎖の下に有る窪みを足場にして横移動します。 その様子がカニに見えるというのがその由来との事。
最初の一歩が難しいですが、そこさえクリアすれば後は問題有りません。
個人的には大崩山の像岩トラバースの方が怖いと感じましたが、いずれも落ちたら人生終了の難所です。



ひたすら断崖絶壁を上り下りする剱岳ですが、意外なことに梯子場は少なく、確かここ一箇所だけでした。

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梯子自体は頑丈な作りなので、三点支持を守って慎重に移動すれば問題有りません。
梯子の下も引き続き断崖絶壁ですが、飽きるほど断崖絶壁のオンパレードだったので、もはや感動も無し。(笑



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梯子場の直ぐ後にはルート上で唯一のトイレが有ります。 
さすがにバイオトイレではありませんが、有り難い存在ですね。 場合によっては避難小屋として使えるかも知れません。



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出発しておよそ四時間程で剣山荘に帰ってきました。
小屋が見えると安心しますが、統計では難所を過ぎた後に事故が多いそうですね。
油断や疲れが事故を誘発するのかもしれません。 最後まで気を緩めずに頑張りましょう。

小屋で休息して荷物を整理したら、引き続き立山三山縦走に出発します。
剣山荘から釼御前小屋までのルートは3本有りますが、真ん中のルートには数カ所の雪渓が有るので要注意。
個人的には剱沢キャンプ場を通るルートをお勧めします。



本日の後半戦は「立山三山」の縦走です。
立山というのは山の集まり(連峰)の名前で、「雄山」「富士ノ折立」「大汝山」を立山と読んでいます。

岩の塊である剱岳に比べると難所は全く有りませんが、3000m級の稜線はアップダウンが激しくとても疲れます。
しかも早朝3時に起きて剱岳を登ってきた後ですから疲労が溜まって正直バテました。
岩稜地帯の剱岳だったのでストックを持ってこなかったのですが、もの凄く後悔しました・・・

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疲れはしましたが稜線からの展望は最高で、右手には室堂、左手には黒部渓谷の展望が楽しめる良いコースです。
緑色をしているのが黒部湖で、中央部に有るのが有名な黒部ダムですね。



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雄山の神社を過ぎると室堂へ向かって下るのですが、この区間がかなりのくせ者でした。
結構な距離が有る上に傾斜がきつく、しかも全般的にザレ場・ガレ場の連続です。
普段山に登らないような人が迂闊に参拝目的でやってくると、思わぬ酷い目に有うかも知れません。



こうして今夏初のアルプス山行は無事に終わりました。
ひたすら悪天候に泣かされた夏でしたが、初めての剱・立山は素晴らしい天気に恵まれて最高でした。
今度は室堂を起点に、大日岳や薬師岳方面への縦走もやってみたいですね。
ストックだけは必ず持ってくるように注意して・・・


プロフィール

Sonic478

Author:Sonic478
 
職業デザイナー
業種ゲーム業界
性別
年齢若者?若者!
趣味1旅行、情報発信、車、カメラ、ゲーム
趣味2ネコと遊ぶ、ニュースを見たり読んだり


業界関係者の視点から、業界の魅力・問題点など、色々紹介しようと思います。

メインサイトはこちらです。

TegeYoka.com


残業と休日出勤。
欧米メーカーの飛躍とアジア系メーカーの追い上げ。
悩みの多い日々ではありますが、日本のゲーム業界の飛躍を目指して頑張ります。

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