2014-10-27(Mon)

休む暇が無いんですが

こんばんは。

昨今のゲーム機(スマホ含む)はネットワーク機能を活用して発売後にデータの更新を行う事ができます。
昔は基本的に発売したらそれで終わりでしたから、以前と比べると随分と環境が変わりました。
不具合が見つかれば素早く修正データを配信できますし、様々な追加データを作成して配信できるので、一つのゲームの寿命がとても長くなりました。


一見良い事ばかりのように思えますが、ゲームを作る方からするとそうではありません。
発売後もデータを配信できると言う事は、発売しても延々と仕事が続くという事でも有ります。
特に多いのが季節や実世界の催しと連動したゲーム内イベントの数々ですね。
いくつか例を挙げると、

・お正月イベント
・クリスマスイベント
・夏休みイベント
・ハロウィンイベント

等々。 特に最近はあちこちでハロウィンのゴリ押しが酷いですね。
また文化というか商機のゴリ押しかと思うとウンザリです。

それはともかく、上記のイベントはほんの一部で、この他にも様々なイベントが有ります。
それに加えてコラボイベントの数も大量に有ります。

・自社の他ゲームとのコラボイベント
・他社のゲームとのコラボイベント
・漫画とのコラボイベント
・アニメとのコラボイベント

当然ですが、これらのイベントの度に関連データを作成し、配信し、イベント運営を行うという仕事が発生する訳です。
つまり、ゲームを作り終わっても仕事が終わらない。 いや、そもそも「ゲームを作り終わる」という節目が無くなってしまいました。
しかもイベントやコラボは数が多い為に、締め切りが頻繁にやってきて、本気で休む暇がありません。
以前だったら、ゲームを作り終わったらまとめて休暇を取得したり、他のチームへ移動したりなどしたものですが、最近は休む暇は無いし、一度チームに配属されたら最後、そのゲームが終わるまで抜けられないという状況です。


社内を見渡すと、みんな常に忙しくて疲れ果てています。
正直なところ・・・モバイル系のタイトルにはあまり関わりたく有りません。
だって毎週・毎月の様に何らかのイベント対応に追われて忙しすぎるのですから。

でも、これから「ネット(データ配信)に絡まないゲーム」は激減すると思います。(既にしていますが)
ゲーム制作の現場は劣悪な環境ですが、本当の地獄はこれからなのかも?


2014-10-19(Sun)

奥穂高岳に行ってきました。

こんにちは。

富士山はもとより、アルプス地域などでもそろそろ降雪の季節になり、登山シーズンも終わります。
と言う訳で、先週の連休を利用して北アルプスに位置する「奥穂高岳(3190m)」に行ってきました。
今年の高山登りはこれで最後、残りは2000m以下の低山登りになると思います。

今回のコースは以下の通りです。(コースタイムは食事時間を除く)

【1日目】
・上高地 ~ 明神 ~ 徳沢 ~ 横尾 (2時間)
・横尾 ~ 涸沢 (2時間10分)
・涸沢 ~ 穂高岳山荘 (2時間20分)
・穂高岳山荘 ~ 奥穂高岳 ~ 穂高岳山荘 ~ 涸沢岳 ~穂高岳山荘(宿泊)

【2日目】
・穂高岳山荘 ~ 涸沢 ~ 横尾 (3時間20分)
・横尾 ~ 徳沢 ~ 明神 ~ 上高地自然探勝路 ~ 上高地 (2時間30分)



登山_アルプス3_001

新宿を22:30に出発する夜行バス「さわやか信州号」に乗り込み、翌朝5:30に上高地バスターミナルに到着。
現地はまだ夜が明けておらず、綺麗な月が出ていました。



登山_アルプス3_002

横尾には槍ヶ岳・蝶ヶ岳・穂高岳への分岐点が有り、この「横尾大橋」を渡ると涸沢・穂高岳方面へ行きます。
ここからは本格的な登山道となり、道も段々険しくなります。



登山_アルプス3_003

そびえ立つこの大岩は「屏風岩」と呼ばれ、クライマーの憧れだそうです。
とてつもない威圧感ですね。 どうやって登るのか見当も付きません。



登山_アルプス3_004

標高1800m、横尾と涸沢のほぼ中間地点に「本谷橋」が有ります。
沢には綺麗で冷たい水が流れており、景色も良くて休息に適した場所です。



本谷橋を過ぎると本格的な登山道となり、さらに登ると谷が開けて雄大な穂高連峰が姿を現します。

登山_アルプス3_005

登山_アルプス3_006

この頃には紅葉のピークはもっと低山域に移っていましたが、それでも美しい景色があちこちに残っていました。



無事に涸沢に到着。 ここには「涸沢ヒュッテ」「涸沢小屋」の二つがあり、宿泊はもちろん、休息や食事も出来ます。
写真左上が「前穂高岳(3090m)」、右上が「奥穂高岳(3190m)」、その間を結ぶのが「吊尾根」です。

登山_アルプス3_007

登山_アルプス3_008

山小屋では昼食メニューや弁当の他、おでんやビールも販売しています。
絶景を堪能しながらの一杯は最高でしょうが、今日はさらに登るので我慢します。
高山域では荷揚げをヘリコプターに頼るので単価が高くなりがちですが、おでんに関しては平地並の値段でした。



登山_アルプス3_009

北アルプスには野生の猿が多数生息しており、ここ涸沢にも居ました。
親子連れの猿も多数居て、可愛い子猿の姿も。



登山_アルプス3_010

涸沢から先は「奥穂高岳」「北穂高岳(3106m)」へのルートが分岐しています。
どちらも目の前に見えているのですが、2時間程かけて急斜面を登る必要があり、滑落事故も多発しています。
写真上部中央のやや右よりの峠に今夜の宿泊先が有るのですが、現地まではキツイ登りが待っています。



登山_アルプス3_011

中央のこんもりとした部分が「ザイテングラート」と呼ばれるこのコースの核心部で、梯子場や鎖場を含む岩場です。
滑落事故も多発しており、三点支持を守りつつ慎重に登る必要があります。 もちろんヘルメットは必須です。



ザイテングラートをかなり登ってきました。 先ほど居た涸沢が遥か下に見えます。

登山_アルプス3_012

登山_アルプス3_013

穂高連峰は「日本三大岩場」らしく、確かに険しい岩がゴロゴロしています。
眺めるだけなら美しいのですが、登頂するためにはこれらの岩場を走破しなければなりません。



登山_アルプス3_014

涸沢から約二時間でザイテングラートを突破し、今夜の宿である「穂高岳山荘」に到着しました。
テント場もある綺麗で大きな山荘です。 早速チェックインして休憩しましょう。
ちなみに奥に見える山は「涸沢岳(3110m)」です。 小屋から手軽に行ける位置にあります。



山荘に着いたら終わりではありません。 本日の目的地である奥穂高岳の頂上へアタックします。
頂上へは山小屋の横にそびえ立つこの絶壁を登る必要があります。
梯子や鎖がありますが、槍ヶ岳を経験した人なら問題なく登れると思います。

登山_アルプス3_015

登山_アルプス3_016

先ほど居た穂高岳山荘が遥か下に見えます。 この絶壁を越えたら後は比較的穏やかな道です。
小屋の上部(写真左上)にある広場はヘリポートで、荷揚げのヘリはここで発着します。



登山_アルプス3_017

小屋から30分程で「奥穂高岳」の頂上へ到着しました。
標高3190mのこの山は、南アルプスにある「間ノ岳(あいのだけ)」と並んで国内第三位の高さを誇ります。
頂上には立派な石造りの祠がありましたが、この重い資材をどうやってここまで運んだのでしょうか?



奥穂高岳の近くにそびえるのが「ジャンダルム(3163m)」です。
あくまで岩峰であり山扱いでは無い様ですが、その威圧感は凄まじく、圧倒的な存在感です。
もちろんジャンダルムにも登頂する事は可能です。

このジャンダルムを経由して奥穂高岳と西穂高岳を結ぶルートは、国内でも屈指の最難関ルートとして知られており、エキスパート以外は絶対に侵入してはいけないとされています。
一回のミスが命取りになる難所がたくさん、というか難所しか無く、毎年のように滑落者が出ています。

登山_アルプス3_018

登山_アルプス3_019

雲間に浮かぶジャンダルム。 凄まじい威圧感です。
ゲーム制作者として「天空に浮かぶ魔王の城」を作るとしたら、こんなイメージなのだろうかと思いました。



登山_アルプス3_020

奥穂高岳から吊尾根を経由して繋がっているのが「前穂高岳(3090m)」です。
こちらは上高地から岳沢を経由して登頂するルートも有りますが、こちらも事故が多発する難所として知られます。



奥穂高岳山頂からの眺めは、遮る物の無いまさに絶景。
晴れていればアルプスはもちろん、富士山や白山など遠くの山まで綺麗に見渡せます。
写真の中央奥に見えるのは先日登った「槍ヶ岳(3180m)」です。

登山_アルプス3_021

登山_アルプス3_022

奥穂高岳から北穂高岳を経由して槍ヶ岳までは登山道があり、縦走も可能です。
しかし、このルートも最難関コースの一つとして知られており、やはり滑落者も多数出ています。
画面中央右付近にある切り立った箇所が、かの有名な「大キレット」で、登山者の憧れの場所ですが、転落したら一巻の終わりな大変危険な場所です。
見ただけで難所である事が分かります。 私には10年早い場所でしょう。



奥穂高岳から戻り、今度は反対側にある「涸沢岳(3110m)」に登りました。
山小屋からは20分程度と手軽に登れます。 涸沢岳から先は危険箇所なので要注意です。
間もなく日没です。 雲海が大変綺麗です。

登山_アルプス3_023

登山_アルプス3_024

穂高岳山荘は奥穂高岳と北穂高岳の間にある峠に位置しますが、日の出・日没の両方が楽しめる絶好の場所にあります。



登山_アルプス3_025

山荘での夕食です。 おかずは美味しく、ご飯と味噌汁はおかわり自由です。
アルプスの山小屋はどこも食事が美味しく、毎回おかわりをしています。



こうして今年最後のアルプス登山は無事に終わりを告げました。
定年後に登山を始めたという気さくな老夫婦や、ジムニーの走破性に関して熱く語る山ガールなど、今回も楽しい出会いが有りました。
アルプスに来る度にパワフルな山ガールに出会っている気がしますが、気のせいでしょう。

今年は7月の丹沢を皮切りに、8月の富士山、9月・10月の北アルプスと、色々貴重な経験ができました。
念願の大崩山ですが、冬期は岩場が凍結するので、登るのは来年の春以降になりそうです。
登山の安全性に関して考えさせられる出来事も色々有りましたが、機会があればまとめてみようと思います。


2014-10-05(Sun)

最近の仕事

こんにちは。


私はゲームを作る仕事をしておりますが、最近はモバイル系の仕事が増えてきました。
もちろん会社としてはモバイル以外もたくさんやっていますが、私個人のみならず、会社全体として見た場合も、やはりモバイル系のプロジェクトが増えてきたように感じます。

これまで家庭用ゲーム機(据え置き機)や業務用ゲーム機向けの仕事を中心にしてきましたが、それと比べるとモバイル端末向けのゲームは色々違っていて大変です。
端末の性能や特徴と行った機械的な物はもちろん、ゲームのボリュームや仕組みなど、求められる物が違いすぎて大分苦労しています。
これまでの感覚で作っていると、求められる内容と大きくずれている事も有りました。


現在色々な会社がモバイル端末向けにゲームを作っていると思います。
あくまで個人的な印象ですが、長くゲーム制作に携わっていた人(或いは会社)ほど、モバイル向けゲーム制作へ対応するのに苦労している様な気がします。
「こんな事までしないといけないの?」と思う事もあれば、「え、この程度でいいの? それはアリなの??」と思う事も有ります。
露骨な模倣作品が氾濫していたり、やり過ぎな課金システムへ辟易する事もありますね。


今後、少なくとも国内市場は家庭用ゲーム及び業務用(ゲーセン向け)ゲームはますます衰退すると思われます。
どこかで転換期があり、市場内容も大きく変わる事もあるでしょうが、それがいつどのような形で訪れるかは容易には想像できません。

それまでに昔ながらのゲームは激減し、ジャンルによっては滅亡に近い形になるかも知れません。
そういったジャンルのゲーム、関連する企画や技術のノウハウが途絶えてしまう事もあり得ない話では無いでしょう。
一人のゲーム制作者として、そして一人のゲームファンとして、最近色々と思案する事が多くなりました。


プロフィール

Sonic478

Author:Sonic478
 
職業デザイナー
業種ゲーム業界
性別
年齢若者?若者!
趣味1旅行、情報発信、車、カメラ、ゲーム
趣味2ネコと遊ぶ、ニュースを見たり読んだり


業界関係者の視点から、業界の魅力・問題点など、色々紹介しようと思います。

メインサイトはこちらです。

TegeYoka.com


残業と休日出勤。
欧米メーカーの飛躍とアジア系メーカーの追い上げ。
悩みの多い日々ではありますが、日本のゲーム業界の飛躍を目指して頑張ります。

メールやコメントなどを頂けると嬉しいです。 お気軽にどうぞ!

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