2012-05-13(Sun)

ゲーム業界の問題点

こんんばんは。


ここ最近のゲーム業界における一番の話題と言えば、やはり「コンプガチャ」に関するニュースでしょう。
割とニュースでの扱いが大きかったので知っている人も多いかも知れません。

コンプガチャが何なのかという話は省略しますが、個人的には廃止すべきシステムだと思います。
あまり褒められた物では無いでしょう。



しかし、個人的にそれ以上に懸念しているのが、最近ゲーム業界で蔓延している「DLC商法」です。
(DLC=ダウンロードコンテンツ)

これはゲーム用の追加データを、ネットワークを通じてダウンロードするという物で、アイテム・キャラクター・ステージ・音楽など、その内容は多彩です。
無料の物も有りますが、基本的には有料です。

以前の記事でも触れましましたが、追加データを有料で配信すること自体は問題ありません。
作り手としては、一度作ったゲームを有効活用してビジネスを継続できますし、ユーザーとしては、気に入ったゲームを末永く遊ぶことができます。


問題なのは、このシステムの使われ方です。
ゲーム本体の値段は今まで通りなのに、中身はスカスカで、従来ならゲーム本編に含まれていて当然の内容が、ぼったくり価格のDLCで続々と発売されるという状況が問題なのです。

中にはゲーム発売と当時にDLCも発売開始とか、データが本編ディスクに内包されているのに、解除キーだけをDLCとして発売するような例もあるようです。

例えば定価8000円のゲームがあったとして、中身はスカスカで5000円分位でしか無く、満足に楽しむためには結局一万円分以上出費しないといけない、そういう状況です。


効率よい方法で利益を上げるのは当然なのでしょうが、あまりにも阿漕な商売に走りすぎです。
コンプガチャを廃止する方向に各社が動いたのも、ユーザーがどうこうではなく、単に株価対策なのは言うまでもありません。
株式会社である以上、株価に気を遣うのは当然なのですが、ここまで露骨だとうんざりです。


DLC商法はますます多くの会社が採用し、さらに悪質になると思われます。
どこかで規制が入るのかどうかは不明ですが、昨今の様子はゲーム業界の終わりの始まりを見ているようです。


2012-05-07(Mon)

たまにはスポーツカーも良い

こんにちは。

ゴールデンウィークもそろそろ終わりですが、私は連休を利用して実家に帰省しておりました。
飯は旨い、空気は綺麗、景色も最高。 東京での疲れを癒やしてくれる田舎は最高です。
みなさんも大型連休には帰省してみてはどうでしょうか。



さて、帰省した際に地元をドライブしていたら、トヨタ系ディーラーで発売間もないスポーツカーを発見しました。
以前の記事でも触れたことがある「86」と呼ばれる車です。

FT-86_01

上記の写真は発売数年前に東京モーターショーで撮影した物なので、実物は細かいデザインが変わっています。


全ての車に言えることですが、雑誌やWebで見るのと実際に触れるのとでは、印象が全く異なります。
遠くから見ても一発で分かるスポーツカー特有の雰囲気、たまりませんね。

インパネ中央に据えられたタコメーター、クラッチをはじめとしたアルミペダル、マニュアルのシフトノブ、ホールド性の良いシート・・・
スポーツカーならではの装備の数々が男心をくすぐります。

エンジンはプッシュスタート式で、最近はこれが普及しています。
が、個人的にはキーをひねってエンジンスタートする方が何となく燃えるので、可能ならならそっちを選びたいところです。


試乗しても良いとの事なので、早速ディーラー周辺を試乗してみました。
連休中なので交通量が多く、こういった低速運転時はオートマ車の方が断然楽なのですが、クラッチを使って手間暇かけて運転するのは、それはそれで楽しい物です。

大きな幹線道路に出て加速してみると、やはりエンジン音と加速力は素晴らしいですね。
市街地の道路では無く、高速道路や山道で運転してみたいです。

試乗コースも終わりに近づいた頃、ふと後ろを見たらマツダスピードアクセラがピッタリと追走しているではありませんか。
こちらも貴重なスポーツカー(厳密にはアクセラの特殊グレード)ですが、久々に登場したスポーツカーである「86」を見かけたので、思わず引き寄せられてきたのでしょうか。
個人的にはマツダスピードアクセラも買って見たい車の一つです。


そんなこんなで短い試乗時間も終わったわけですが、久々に車を運転していて楽しいと思いました。
うっかり衝動買いしてしまいそうになりましたが、売れ行き好調なため、今買っても納車は半年くらい先になるようですね。



現在の日本ではコンパクトカー・ミニバン・軽自動車の他に、エコカーと呼ばれる低燃費の車がよく売れています。
当然ながら各メーカーはこれらの車種に力を入れています。

逆に、先ほど「久々に登場したスポーツカー」と書いたように、今の日本ではスポーツカーはほとんど売れていません。
売れないから新車も発売されず、逆にどんどん姿を消して行っています。
(セダンも同様ですが、まだスポーツカーよりはマシです。)

なので、こんな状況で全く新しいスポーツカーが登場するというのはちょっとした事件でもあります。


日本ではミニバンやコンパクトカーがよく売れていて、スポーツカーやセダンは冬の時代となっています。
しかし、北米などでは逆で、カローラ・シビック・カムリといったセダンがベストセラーであり、スポーツカーもよく売れているようです。
また、ピックアップトラックなど、日本では全く需要が無い車種が人気だったりもします。

この様に、地域によって売れる車が違うので、メーカーや部署によっては「よく売れるから積極的に作る物」と「需要が無いからほとんど、或いは全く作らない物」が違ってきます。


これは私が勤めるゲーム業界でも同様でして、かつて人気が有ったシューティングゲームや格ゲーは下火になっており、積極的に作っているメーカーは限られます。
また、海外で絶大な人気を誇るFPSゲームなども、国内では皆無と行っても過言ではありません。

なので、これらのゲーム制作に携わりたいと思っても、それを実現するのは簡単ではありません。
「企画を通せば良い」「作っているところに転職すれば良い」と思うかも知れませんが、プロジェクトの立ち上げや転職はそれほど単純な話では無く、現実的に困難と言うべきでしょう。

私はもちろん、同僚の中にも「本当は○○を作りたい!」と思っている人が結構居ます。
自動車メーカーにも「エコカーばかりじゃ無く、たまにはスポーツカーも作りたい」と思っている人がいるかもしれません。


とはいえ、売れる物に開発リソースを投入するのは企業として当然の事です。
あまり売れないけど個人的に作りたいジャンルの物ばかり作っていたら会社は潰れてしまいます。
夢や希望と現実はしっかりと区別する必要があるでしょう。


・・・というのは分かっているのですが、それでも一度はFPSゲームとか作ってみたいですよねぇ。


2012-04-25(Wed)

休みは休む物

こんばんは。

ここ最近、Webの更新が滞っております・・・・
それもこれも、ゴールデンボンば・・・ではなくゴールデンウィーク中に休暇を取れるように、山積みの仕事を処理しているからです。


連休は文字通り休みなのだから、休めば良いのでは無いか?
普通はそうなのですが、ゲーム業界では平然と「休み返上で働かないといけない」様なスケジュールが組まれたりします。

人数や仕事量などを考慮すれば、誰が見ても無理が有り、祝祭日中も出社する羽目になるのは明らか。
それなのに、当たり前の如くそのまま無茶なスケジュールを組む、これがゲーム業界です。


ゲーム業界に入ると「今度の長期休暇は何をして過ごそうか」ではなく、「今度の長期休暇は休めるのだろうか?」を思案する必要があるのです。
そう、何をするかではなく、そもそも休むことが出来るかどうかが問題になってくるのです。

実際に休めるかどうかは自分の仕事の進捗状況はもちろん重要ですが、ゲーム制作はチームで行うので、関連のあるパートの進捗状況にも左右されます。
自分の仕事は終わっていても駄目な場合もあるし、逆に他のパートが遅れているから自分の作業も遅れるという場合もあります。

また、ディレクターやプロデューサー等の考え方にも大きく左右されます。
「休むべき時はしっかり休む」という考え方の人が上司だと幸せですが、そうでない場合は地獄ですね。


もちろん、仮に休めなかった場合でも、後日振り替え休暇を取得することはできます。
しかし、休みをずらすことはできても、お盆や正月などの期間はずれてはくれません。
せっかく正月休みに旧友たちが帰省していても、そのタイミングで自分も帰省できなければ会うことは出来ないわけです。


この様に、ゲーム業界に入ると、それまでの「休日は休む」という常識が通用しなくなってしまいます。
そういう仕事だと言えばそれまでですが、この業界を志す人はご注意を。


2012-04-17(Tue)

続・ゴールデンボンバー

こんばんは。


以前紹介したインディーズバンドグループの「ゴールデンボンバー」ですが、久しぶりに公式サイトに行ってみました。
すると「どうが」というリンクがあったので辿ってみると、なにやら様々なプロモーションビデオが有るではありませんか。

で、その中に「僕クエスト」という気になるタイトルが有ったので見てみると・・・
説明するより見てもらった方が早いのでリンクを貼ります。

ゴールデンボンバー「僕クエスト」PV

見ての通り「スト2」のパロディ風なPVなのですが、あまりの凄まじさに笑いすぎて呼吸困難になってしまいました。
特にダルシムが・・・ この人、毎回下ネタ担当な気がしますが、そういうキャラなのでしょうか?


元ネタである「ストリートファイター2」が出たのは1991年。 既に二十年以上が経過した訳ですね。
このPVを見ても元ネタが分からない人も多いのでしょうか。(知らなくても笑えますが)

まあとにかく、このPVを作った人も演じているメンバーもセンス良すぎですね。 
「沼へ帰れ!」とか、歯がポロッと落ちたりとか、小技が効いています。 呼吸困難になるまで笑ったのは久しぶりです。


今年は「金爆」から目が離せそうにも有りません。


2012-04-13(Fri)

コンテンツ産業に対する行政の取り組み

こんばんは。


私はゲーム業界で働いているわけですが、最近「ゲームやアニメといったコンテンツ産業に対して行政が支援をする場合、どういった形が望ましいか」を考えています。
近隣諸国も育成に力を入れている様ですが、それらの動きも注視しつつ、考えてみました。



国がコンテンツ産業を支援するということは、当然ですが税金が投入されるわけです。
莫大な資金が動く事になるでしょうが、「自称有識者」や広告代理店などが入り込んできて話がややこしくなり、肝心の現場にはサッパリ資金が回ってこない様な惨状が目に浮かびます。
個人的に、個々の作品を支援するとろくな事が無いような気がします。 政府の意向を受けて作るというのもピンときません。

政府がやるべきは特定のタイトルに肩入れする事では無く、商標の保護や模造品の取り締まり強化など、後方支援的な分野ではないでしょうか。

特に、中国による商標登録や模造品の氾濫、韓国による日本文化の強奪(起源主張)などは国家として強く当たるべきでしょう。
韓国の起源主張は驚異というか異常です。 他国の文化を模倣して起源を主張するなど、我々の常識ではとうてい考えられませんが、現実に起きている問題です。

といっても民主党は韓国の手先みたいな物ですからとても期待できません。次期衆院選でまともな政府ができるのを待ちつつ、現在は企業や個人レベルで注意するしかありませんね。


後は、やはり労働環境の改善に関して何らかの取り組みがあった方が良いでしょうね。
アニメ業界に行った知人の話によると、酷い酷いと言われるゲーム業界よりもさらに酷い様です。

アニメのBDは高いですが「少しでも現場にお金が落ちれば」と思って購入しました。
しかし、どうも政策委員会やテレビ局ばかりにしかお金が回らないという話も聞きます。
これでは次世代を担う人材が育ちません。 どうにかしないといけないです。



海外の取り組みを見てみると、アメリカ陸軍が新兵勧誘目的で作ったというFPSゲーム「America's Army」が面白い存在です。
公式サイトはこちらです。 「America's Army」公式サイト。

軍隊が勧誘目的でゲームを作ると言うのも凄い話ですが、FPSゲームという好適なジャンルが普及しているという背景にも注目したいですね。
ちなみにこのゲーム、我々海外の一般人でもプレイ可能です。 興味あったら是非。


アメリカと言えば、90年代にセガがCGボード「Model2」を制作する際に、アメリカの軍事シミュレーター企業と提携したという話が有ったような気がします。
軍隊の訓練には3DCGを使ったシミュレーターが必須ですが、そのCG技術が重宝されたのでしょう。
アメリカは映画や軍事シミュレーターなど、ゲームに転用できる各種産業が発達しているのが強みでしょうか。



近隣諸国、例えば中国や韓国でもコンテンツ産業の育成に随分力を入れている様です。

特に個人的に注目しているのが中国ですね。
中国は一党独裁国家なので、国会で揉める他の国と違い、これをやると決めたら素早く徹底的に力を入れるという印象があります。 しかも、他の内政問題をスルーしてまでも。

私は中国の現地支社のスタッフを指導したり、或いは別の企業に外注を発注したりしたことがあります。
そこで感じた事は、勢いはあるが、まだ発展途上であるという点でした。

有るとき、私がサンプルCGを作って「こんな感じで作ってくれ」と現地スタッフに依頼したところ、なんと全く同じ物を作ってきたではありませんか。
私の説明も悪かったのでしょうが、それとは別に、一から創造する、アレンジするという意識がまだ薄い印象を受けました。

サンプル通りに素早く作ると言う、世界の工場に恥じないスキルは非常に高いとは思います。
が、独自のコンテンツを生み出すという段階には移行し切れていない感じです。

もっとも、中国には優れた文化が色々ある訳ですから、コンテンツ産業でも飛躍するのは時間の問題かも知れません。
ただ、中国は表現の自由が低そうな感じなので、その辺がどう影響を及ぼすかがポイントでしょうか。



続いて韓国ですが、こちらも力を入れていますね。

韓国と言えばネットゲームが強いです。 それにも理由が有って、どうも違法コピーが蔓延しすぎて、課金スタイルのネットゲーム以外は普及しようが無いというのが根本的な理由のようです。

アイドルグループが次から次へと海外(特に日本)にやってくるのも似たような理由が有るようです。
もちろん国が大金を割いて支援していて、日本の広告代理店やテレビ局がそれに飛びついているというのもあるのですが、そもそも韓国市場は日本などに比べると遙かに小さく、さらに前述の様に違法コピーが蔓延していて商売にならないので、海外に打って出るしか手段が無い・・・というのが真相のようです。


それはともかく、韓国のすべきことは、海外のマスコミを買収してブームを捏造する事でもなければ、他国の文化を模造して起源を主張する事でも無いはずです。
もっと根本的に、自国文化を育成する事が重要なのでは? 本当に優れた文化であれば、ゴリ押ししなくても自然に広まるでしょうに。



長くなりましたが、行政が取り組むべきは、やはり直接介入する事ではなく、法の整備やコンテンツの保護といった分野が望ましい気がします。

また、「ゲーム業界に必要な人材は?」というテーマに対し、「ゲームをたくさん遊んだ人」ではなく、「スポーツや文芸など、色々な物を体験して学んだ経験が豊富な人」の方が望ましいという話があります。

勉強や遊びなど、様々な人生経験こそが面白いゲームを作る際に役立つという話で、私も一理あるなと思います。
(もちろん、ゲームを遊んで研究する事も重要だとは思いますが。 ただし、単なるゲーム好きは不要。)

これはゲームに限らず、漫画や音楽、映画など、様々な分野に関しても共通して言える事だと思います。
趣味や部活などを通じた、日頃からの知識や経験の積み重ねがあるからこそ、優れた文化、ひいては優れたゲームやアニメが生まれてくる気がします。


なので、いっそのことエコポイントみたいに、特定の商品の購入に際して補助を出したらどうでしょうか。
楽器や画材、書籍やスポーツ用品など、文化発展に貢献する商品の購入に対して補助金を出すというわけです。
関連産業も潤うし、文化も発展して良いのでは?

子ども手当の様なばらまき方法だと、貯蓄に回されたりパチンコに消えたりする危険性が有るので、必ず関連商品の購入時のみに支払うべきでしょう。


こういった文化の底上げに対する投資は、直ぐには結果として出てこないので気が遠くなるような話かも知れませんが、実際は一番近道かつ重要なポイントかもしれません。



プロフィール

Author:Sonic478
 
職業デザイナー
業種ゲーム業界
性別
年齢まだ若者かな
趣味1旅行、情報発信、車、カメラ、ゲーム
趣味2ネコと遊ぶ、ニュースを見たり読んだり


業界関係者の視点から、業界の魅力・問題点など、色々紹介しようと思います。

メインサイトはこちらです。

TegeYoka.com


残業と休日出勤。
欧米メーカーの飛躍とアジア系メーカーの追い上げ。
悩みの多い日々ではありますが、日本のゲーム業界の飛躍を目指して頑張ります。

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